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あわただしく毎日がんばっている人にとって、一番大切なのは、適度にリラックスすること。オンタイムは、ついいろいろ詰め込んでしまいがちです。でも、その分オフタイムはきちんとメリハリをつけて、体も心も休ませてあげたいところ。
仕事を忙しくこなしている人ほど切り替え上手でオフタイムの使い方が上手な人が多いと思います。もっと心の切り替えがうまくできれば、さらに充実した日々を送れるようになるはず。
『素晴らしきかな、人生』が心に効く理由
オンとオフを上手に使い分けるには、2月25日から公開の映画『素晴らしきかな、人生』が参考になります。仕事とプライベート、一見、別のものとする考え方もありますが、自分の人生という意味では、一本の線で結ばれているものです。
本作には、たとえば人生で失意のどん底に落ちてしまったときや、人生に起こる課題にどう向き合い、毎日をどう生きていけばいいか。そんなヒントがたくさん隠されているのです。
ウィル・スミス演じる主人公のハワードは、ニューヨークで広告代理店を経営する成功者でした。ところが、突然の不幸に見舞われ、すべてにやる気を失ってしまいます。
まるで人生を捨ててしまったかのようなハワードを心配する周囲の同僚たち。ハワードの共同経営者であり親友のホイット(エドワード・ノートン)、仕事ができる優秀なクレア(ケイト・ウィンスレット)、妻と幼い息子がいるサイモン(マイケル・ペーニャ)は、何とかハワードを元気づけようと奮闘します。
そんなある日、絶望の淵に佇むハワードの前に、3人の舞台俳優(キーラ・ナイトレイ、ヘレン・ミレン、ジェイコブ・ラティモア)が現れます。この奇妙な出会いによって、頑なに心を閉ざしていたハワードにも、少しずつ変化が訪れるのですが......。
アンバランスな悩みを抱えるクレアに共感
私たちには、日々の暮らしの中で、いろいろな出来事が起こります。もちろんうれしいこともありますが、うまくいくことのほうが、もしかしたら少ないかもしれません。
そんなとき、落ち込むだけ落ち込んで、自らの力で元気を取り戻す方法を心得ているのは、バイタリティのある少数派でしょう。成功者の人生を送っていたハワードでさえ、突然の不幸に耐えられなかったのですから。生きる意味を失い、それでも人生を取り戻そうともがくハワード。自転車で夜のニューヨークを疾走する姿は、静かに観る者の胸を打つ圧巻のシーンです。
こうしたハワードを助けようとする仲間たちも、じつはそれぞれ悩みを抱えています。離婚した妻のもとにいる娘との関係に困惑するホイット。家族に隠しごとのあるサイモン。仕事を最優先にしてきたおかげで、子どもを産むには年を重ねすぎてしまったクレア。
特にクレアは、広告業に従事するエネルギッシュな女性です。有能な社員であり、すべてを会社に捧げてきましたが、一方で女性としての生き方を考えると、とまどいも出てくるのでしょう。多くの働く女性が持つ、仕事とプライベートの関係にまつわる悩み。そんなクレアに共感を覚える人もたくさんいるはずです。
子どもとの接し方、隠しごとは隠したままでいいのか、母親になる時期など、それぞれの悩みに本当の正解はあるの? 本作は、私たちが自分の姿を重ねて見るような、各人の悩みに対して、疑問を投げかけてきます。
どんな人生でも一縷の望みは必ずある
ところで、本作の重要なセリフで『COLLATERAL BEAUTY』という言葉が出てきます。「COLLATERAL」は、「担保」「付帯的な」などの意味があり、そこから派生して「代償」のようなマイナスのイメージを連想させます。『COLLATERAL BEAUTY』とは、「何かの代償として得られる美しさ」であり、ひいては「絶望したとき、その代わりに得られる希望」と考えることができるでしょう。
空けてはならぬパンドラの匣(ハコ)をあけたばかりに、不幸が飛び出してしまったけれど、最後に、匣の底に残っていたのは「希望」だった。この映画は、どんなに失意のどん底に落ちても、どんなに悩みがあっても、どんなに人生に絶望していても、必ず一筋の希望が隠れているということを、私たちに、寂然とやさしく教えてくれるのです。
2月25日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリー他 全国ロードショー
©2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.,VILLAGE ROADSHOW FILMS NORTH AMERICA INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT, LLC
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