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インドカレーといえばナンがつきものと思われがちですが、インド現地では 地域によってナン以外にもさまざまな主食パンがあります。

ポロッタこそ、知る人ぞ知る南インドの絶品主食

その中でもあまり知られていない絶品の主食といえば南インドのリゾート地、ケララ州やスリランカで食べられているポロッタ(パロタ)。うずまき状に薄い層が重なった平焼きパンで、パイのような食感が特徴です。今回はさっくりおいしいポロッタのレシピをご紹介します。

簡単手作りポロッタレシピ

〈材料〉(5〜6枚分)

中力粉 300g

水 160g

塩 小さじ半分

砂糖 小さじ半分

油 小さじ1杯 

※この他に生地に塗るための油が50mlほど必要。(オリーブオイルやココナッツオイル、溶かしバターなど好きな油を使用してください。)

〈作り方〉

1.ボウルに中力粉、塩、砂糖、オイル、水を加えて5〜10分ほどこねて生地をつくります。

2.耳たぶくらいのやわらかさの生地ができたら、乾燥しないようにふきんをかぶせて1時間ほど生地を休ませます。

3.生地を休ませたあとは、ゴルフボールよりすこし大きいくらいのサイズに生地をちぎって丸めます。すべて丸めおわったら、もう一度5分くらい生地を休ませましょう。

4.めん棒をつかって、丸めた生地をひとつずつピザのような円盤の形に伸ばしていきます。形は多少ゆがんでも問題ありません。

5.円盤状に伸ばした生地の表面に、オイルをたっぷり塗りましょう。

6.丸めた生地すべてに4と5の作業をくり返し、 表面にオイルを塗った状態の円盤状の生地にしながら1枚ずつ重ねていきます。

7.すべての生地を重ね終わったら、さらに20分ほど生地を休ませて表面に塗ったオイルを浸透させましょう。

8.オイルを塗って休ませた後の円盤状の生地を手に取り、平らな台やまな板の上で、両端をもって外側に引っ張りながら、徐々に生地を薄くしていきます。厚さ1mm以下でペラペラの状態になるまでゆっくり丁寧に伸ばしましょう。(例えるなら湯葉のような状態です。)

9.薄く伸ばした生地の両端をもち、ぐーんと太い紐のように両サイドに引っ張って伸ばします。シワがよって長く伸びた生地を、片側を中心にクルクルとうず巻状になるように丸めていきます。ひねりながら丸めてバラの花のような団子状の生地をつくりましょう。

10.すべての生地を8、9の作業で団子状にまとめた後、ひとつずつ手のひらで上からやさしく平らに押しつぶしていきます。厚さ2〜3mm程度の平たい円盤をつくりましょう。らせん状に生地の重なりがみえる円盤ができるはずです。

11.弱火でじっくり生地の両面を焼いていきます。焦げ目がすこしつくくらいまで焼きましょう。

12.焼いた生地をすこしだけ冷ましたら、両側から軽く押しつぶして生地のサクサク感がみえるようにほぐしたら完成です。

サクサクのポロッタをつくるコツは、9番の手順でできる限り生地を薄く伸ばすことと、オイルをたっぷり使うことです。

ちなみにポロッタが食べられているケララ州のカレーは、まるでシチューのようなまろやかな味が特徴です。ココナッツミルクベースのカレーや欧風シチューにもマッチする一品ですよ。

[kannammacooks]

image via Shutterstock

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