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新しい年になりました。年が変わった途端、つい先ほどまでの疲れや、ちょっとした気がかり全てが消えてなくなり、また1から始められるような心持ちになれることに、ありがたさを感じます。

正月の間、10年以上前に書いたエッセイを読み返す機会があったのですが、こんなことが書いてありました。

『少し前までは、クリスマスや年末やお正月や、特別で賑やかな日を好ましく思っていたけれど、この頃は、たんたんと繰り返される日常を愛せるようになりました』と。だから『お正月が過ぎ、またいつもの毎日が始まったことに、ほっと安堵している』と。

30歳前のあの頃、私は少しだけ大人に近づいたのかもしれません。懐かしい自分に再会したようで、なんだか微笑ましい。今はまた少し変わって、クリスマスや年末やお正月や、四季折々の行事や習慣や旬のものを、穏やかに楽しめるようになってきました。

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ここ数年、年が明けて最初に味わうおやつは、「とらや」の「小形羊羹 干支パッケージ」。その年の干支をモチーフにした限定のパッケージで、今年は鶏が描かれています。

「夜の梅」は、切り口の小豆が夜の闇に咲く梅のような小豆羊羹。「おもかげ」は、沖縄・西表島産の黒砂糖を使った黒砂糖入り羊羹。「新緑」は、ほっと落ち着く緑の香りの抹茶入り羊羹。

また1年、変わらずおやつを楽しめる日々を願って、家族みんなでいただきました。

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