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歯周病菌は女性ホルモンが好き? 30代で変えたいデンタルケアの基本

歯周病菌は女性ホルモンが好き? 30代で変えたいデンタルケアの基本

ここ何年も、私の歯みがきのしかたは同じ。朝昼晩とまじめにみがいているせいか、むし歯も長い間ありません。

でもある日、歯ぐきから血が出ているのを発見。なんだか歯ぐきも下がっている気がするし......と、急に今までのデンタルケアに自信がなくなってきました。

30代になり、肌や髪もすこしずつ変わってきた今、歯みがきもこれまで通りではいけないのかも。そこで今回は、歯科医の倉治ななえ先生に、年齢に伴う変化や歯みがきの基本を聞いてきました。

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女性はむし歯になりやすい

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倉治先生によると、ほかの病気と同じように、歯の病気にも男女の「性差」があるのだそう。

倉治先生:「原因のひとつは、男性と女性の唾液の性質の違いです。女性の唾液は、男性とくらべて分泌量が少なく、緩衝能(中和力)が著しく劣ります。その結果、むし歯になりやすい傾向があります」

人間は食事をすると、口の中が酸性に傾きます。唾液の分泌量が男性より少なく、緩衝能と呼ばれる中和力が弱い女性は、いったん酸性に傾くと、なかなか口の中が中性に戻りません。そのため男性よりも、むし歯が進行しやすいのです。

歯周病菌は女性ホルモンが好き?

161114_itoyouji_MYLOHAS_3.jpgさらに驚いたのは、女性ホルモンを好む歯周病菌がいること。

倉治先生:「女性ホルモンを好む種類の歯周病菌は、女性ホルモンが増えると一気に増殖します。生理前後に歯肉が腫れることがあるのも、女性ホルモンのバランスが変化するため。思春期と妊娠・出産期は、特に注意したほうがいいですね。

一方、更年期になると、今度は女性ホルモンが減少して、唾液の分泌量がガクッと落ちます。そうすると口の中が乾燥して、ドライマウスや歯周病のリスクが増してしまうんです。

女性の生涯は、ジェットコースターのように増減する女性ホルモンとともに歩んでいくもの。デンタルケアもそれは変わりません」

仕事もプライベートも変化の多い30代は、ストレスや忙しさから女性ホルモンのバランスが崩れることもあります。きれいな歯でいるためには、スキンケアと同じように、体の変化に応じたお手入れの見直しが必要なんですね。

歯みがきの第一目的は、歯垢を取り除くこと

161114_itoyouji_MYLOHAS_4.jpg倉治先生いわく、デンタルケアでもっとも大切なのは、歯垢(プラーク)の除去です。プラークはむし歯菌や歯周病菌などの細菌のかたまりわずか1mgのプラークに、約1億個もの細菌が棲みついているのだそう。

倉治先生:「プラークは歯と歯肉のスキマに入り込み、歯周組織を破壊しながら歯肉の奥へと進んで、歯周病を進行させます。歯周病は歯を失うだけでなく、口臭、メタボ、糖尿病、心筋梗塞など全身の病気に関わることも、近年の研究でわかってきています」

さらにプラークは、放置して2週間ほど経つと、唾液中のカルシウムなどと結合して、硬い歯石になります。こうなると歯ブラシでは除去できないだけでなく、ザラザラした表面にさらにプラークがつきやすくなって、細菌の温床となってしまうとのこと。

そんな事態を避けるためにも、まずは歯みがきの方法をおさらいしましょう。倉治先生に教わった基本がこちらです。

歯みがきの基本

■歯みがきのタイミング細菌は寝ている間に増殖するので、就寝前と起床後は念入りに。あとは朝・昼・晩の食後に3回行うのが理想。朝食後は軽くでOK。

■歯ブラシの持ち方鉛筆を持つように握るか、手の平全体で握る。強く磨きすぎると歯肉を痛め、歯の根もとがすり減ってしまうのでNG。

■歯ブラシは濡らさない歯みがき粉が必要以上に泡立ち、みがき足りなくてもみがいた気になってしまうため、濡らさないほうがベター。

「ただし、残念ながら歯ブラシだけではプラークは取り切れません。ぜひ積極的にプラスしてほしいのがフロス歯と歯の間や、歯と歯肉の境目など、ブラシが届かない場所のプラークを落とすことができます」と倉治先生が教えてくれました。

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倉治ななえ先生歯学博士。日本歯科大学卒業。クラジ歯科医院院長。テクノポートデンタルクリニックでも診察。Dr.NANA予防歯科研究所代表。日本フィンランドむし歯予防研究会副会長、日本歯科大学附属病院臨床教授。『図解 むし歯 歯周病の最新知識と予防法』(日東書院本社)など著書多数。

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「糸ようじ」でプラークを簡単ケア

161114_itoyouji_MYLOHAS_5.jpg左から:糸ようじ 60本入、糸ようじ 入りやすいタイプ 60本入

フロスには、指で巻き付けて使う糸状タイプのほか、柄のついているタイプがあります。初めてフロスを使う人や、手早く歯間ケアしたい人には、扱いやすい柄つきのタイプもおすすめです。

柄のついたタイプのフロスといえば、よく知られているのが「糸ようじ」。一般名詞のようですが、じつは小林製薬の「糸ようじ」が本家本元。もうすぐ発売30年になるロングセラーです。

使ってみると6本の細い糸(特殊糸)が帯状に並べられていて、狭い歯間にもスーッと入り、歯と歯の間の汚れをしっかりからめ取ってくれます。柄の先端のピックでプラークを掻き出したり、食べカスを取ったりできるのも便利。

歯ブラシだけでは、歯垢や食べカスは40~50%しか除去できないのだそう。「糸ようじ」を習慣的に使っていると、プラークのつき方や状態もよくわかるし、スッキリ感がやみつきになる感じ。歯ブラシだけのケアでは不十分だったことを実感しました。

また、「フロスは痛そう」「入りにくそうで使っていない」という歯間の狭い人にむけて、今年から新しく糸ようじ 入りやすいタイプ」も仲間入り。なめらかな糸が4本、ちょっとゆるめに張られているので、より狭いスキマにもスルスルと入ってくれます

161114_itoyouji_MYLOHAS_6.jpgむし歯や歯周病、口臭の原因にもなる、歯間の食べカス・歯垢の除去に不可欠なフロス。忙しいときは面倒に思いがちだけれど、柄つきの「糸ようじ」なら手間もかかりません。

歯科医師や歯科衛生士の間では、フロスを使ったケアが常識ということも、今回あらためて知ることができました。今から歯間ケアをプラスすれば、年齢を重ねてもずっときれいな歯と息をキープできそうです。

[糸ようじ, 糸ようじ 入りやすいタイプ]

sponsored by 小林製薬株式会社

撮影(商品)/内山めぐみ

Writing by田邉愛理

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