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沖縄では「おじいおばあの家」でおなじみの、この木造のちいさな家。全て九州産の杉材で作ってあるので、木の香りがすがすがしく、それでもって8坪の室内にはシンクもユニットバスもクーラーもシーリングファンも装備。広々としたロフトも付いています。ちなみに外壁はBRIWAXというイギリス製の天然素材でできたワックスを塗ってもらいました。

そして家主はうちの母、というからまさしく「おばあの家」ですね。リノベーション真っ最中の倉庫の屋上にやってきた木の家。搬入方法を事前に聞いてはいたものの、実際に目の当たりにすると驚きです。なかなかの見もの、気がつけばギャラリーが。

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イケイケのトラックの荷台に乗って、はるばるたどり着いたのはいいですが、なんせ道が狭くて切り返しの連続。見ているこちらが電柱に当たらないか、塀をこすらないかとハラハラドキドキ。でもさすがのドラテクと必須だろう強引さ? で、見事にクリア。大型のクレーンで家を持ち上げて、あらかじめ基礎を打っておいた場所にギュイーン、カチャンと設置されました。瞬間、思わず拍手が!

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まだ母がやってくるのは先なので、とりあえず私たちがここに住んで、住みながら倉庫を直すことに。直す工程を考えると、気がとーおくなることもしばしばありますが、まぁ、コツコツやり続ければいつかは完成する。当たり前ですが、大事なポイントです(笑)

つい先日、鳥取の大山でやはりセルフビルドで建築しているという「HUT」の二人と、沖縄で会う機会がありました。彼らも試行錯誤しながら居場所を作っており、木材や建築資材のことで情報交換。なんと、スウェーデンのテントの骨組みを模して家を作ったそう。なるほどなぁ。そして同じく、ペースはゆっくりだそう。どうしても考えながらの作業なので、すいすーいとはいかないのです。それにむしろ、考えるのがたのしいんですけどね

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