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過酷、でも楽しい。「好き」を仕事にして輝く陶芸家の生き方

過酷、でも楽しい。「好き」を仕事にして輝く陶芸家の生き方

好みの器を買い求め、家で包みを解く瞬間は、女性なら誰もが高揚するはず。「どんなお料理を盛りつけようかな」「丁寧に暮らしたいな」と、私たちに楽しみをもたらしてくれる器は、どんな人がどんな思いを込めて作っているのでしょうか。

今回、あるひとりの女性にお話をうかがいました。陶芸家・浜野まゆみさん。有田焼に魅せられ、拠点を佐賀県に移して制作をはじめました。

古の陶工に思いを馳せて、試行錯誤する日々

20161028_neutrogena2.jpg浜野さんの作風を象徴する「糸切成形」(上)と「染付」(下)

浜野さんが、陶芸の道に進もうと決めたのは大学生のとき。当時、美大で日本画を専攻していましたが、純粋芸術を追求するよりも実用的なものを作りたいと思ったのがきっかけでした。大学4年間でさまざまな産地をまわり、日本画が生かせる陶芸として「有田焼」を選んだそうです。卒業後、佐賀県の窯業(ようぎょう)学校に進みます。

「絵付けの仕事だと、絵画の勉強は必要になるので、その点ではよかったかもしれませんね。窯業学校時代はほんとうに忙しくて、朝8時から夜8時まで、ときには夜中まで作業していました。とにかく課題が多かったですね」

卒業制作にと選んだのが「糸切成形」の技法。初期伊万里の終わり、つまり17世紀半ばから後半にかけて流行した成形方法で、ろくろを回すのではなく、板状にした粘土を型にのせて作ります。浜野さんはこの1650年代あたりの作品にとても興味があるそう。

「有田で日本初の磁器が誕生したのが1616年。ちょうど400年前です。1650年代の作品には陶工たちの意気込みが感じられて好きです。学校では現在の有田焼の常識を学びましたが、今は昔の常識を想像して、自分なりに試行錯誤しながら実験しているところ。ピアノでいえば、まだ"バイエル"ですね(笑)」

昔を知る大先輩の職人さんに話を聞いたり、石などの自然を見ながら町を歩いたりするだけでも有田は学びが多く、魅力が尽きない、と浜野さんは語ります。

作業工程は想像を絶するほど過酷

20161020_neutrogena3.JPG薪で焼成する「登り窯」を初めて体験した浜野さん。窯内は1300℃ほどになる。

透き通るような白磁に、繊細な染付。浜野まゆみさんの美しくしなやかな作風に反し、作業工程は想像を絶するものでした。

「粘土作りは石をついて粉にするところから始まります。粉を水に入れてこし、沈殿したものを乾燥させ、300回ほど練って空気を抜くとやっと粘土になります。そこから成形し、900℃で素焼きにし、絵付けをしたら、1,300℃ほどで焼成します。昔使っていた粘土を使ったときは少し温度を下げますが、それでも1,250℃ぐらい。近くにいると、火で日焼けします。火焼けですね(笑)。そういった環境で創作活動をしているため肌は乾燥します

すべて力仕事で「土木に近い」と浜野さんは笑います。夏も冬も基本的にはエアコンはつけません。

「冬の作業場は足指の感覚がなくなるほど寒いんです。粘土も冷たくなりますし、冷たい釉薬(ゆうやく ※器の表面にかけるガラス質の液体)に手をつける「釉掛」という作業もつらいです。でも、手をあたためようとお湯につけようものならたちまち霜焼けになるので、冷たくても我慢したほうがまし。過酷でしょう?」

指先が切れているのに作業をし続けたため、治るまでに10年以上かかったことがある、と浜野さん。水に濡れる、乾く、を繰り返すと肌の油分が奪われるため、肌荒れに悩む陶芸家は多いそうです。

きれいなものは、きれいな所からしか生まれない

20161028_neutrogena3.jpg度重なる力仕事に、寒さと暑さ、窯の高温。いかにハードな仕事であるかは容易に察することができます。

それでも「まだまだやってみたいことがたくさんある」と言う浜野さんにとって、陶芸の魅力とは何なのでしょうか。

「ただただ、好きなんです。いつも陶芸のことばかり考えているし、たとえ話もすべて陶芸に置き換えてしまうみたい(笑)。私にとっては昔の器が教科書。作った人の顔も名前も知らないけれど、器を見ていると手順が手にとるようにわかるんです。きれいなものは、きれいな作業場からしか生まれませんから、きっと日々の暮らしもきちんとしていたはず。そう考えると、毎日をきちんと過ごさなければいけないと自分を顧みますね。器って、作った人そっくりなんですよ」

20161028_neutrogena4.jpgたしかに、しっとりした美しさのなかに筋の通った意思を持つ浜野さんの作品は、ご自身そのもの。過酷さをものともせず、むしろ真摯に向き合う謙虚な姿勢に惹かれます。

自分らしく歩み続ける女性の美しさを守る

20161028_neutrogena5.jpgニュートロジーナ ノルウェー フォーミュラ左から インテンスリペア ボディ エマルジョン(超乾燥肌用・無香料、250ml)、インテンスリペア ボディ バーム(超乾燥肌用・微香性、200ml)、インテンスリペア ハンドクリーム(超乾燥肌用・無香料、50g)

浜野さんのように、どんなに過酷な環境であっても、選んだ道を自分らしく歩み続ける人を応援して守りたい――。そんな思いで生まれたブランド「ニュートロジーナ」。冬の寒さや海水、強風にさらされる北欧ノルウェーの漁師の手から着想を得て作られた保湿アイテムが人気で、この秋、保湿へのこだわりの集大成としてボディケアラインが新しく生まれ変わりました。

20161028_neutrogena6.jpg浜野さんに超乾燥肌用「ニュートロジーナ インテンスリペア ボディ エマルジョン」を試してもらいました。伸びがよく、肌にすーっとなじむテクスチャー。しっとりした感触はやがてさらさらになり、べたつき感のないつけ心地です。

手荒れがひどく、ミイラのように腕まで包帯をぐるぐる巻いていた時期もあったという浜野さん。保湿クリームをつけてしまうと、油分が焼き物に移って絵の具ものらなくなります。刺激が強いクリームを使うと余計に荒れてしまったりして、肌荒れにはずいぶん悩まされたそうです。

それでも、作陶時期はボディケアは二の次。「だからこそ、ボディケアするときは、一度でしっかり保湿されてうるおいが長続きするクリームを選びたい」というのが浜野さんの持論です。

高い保湿力がありながら「ニュートロジーナ」が肌にやさしいのは、ナチュラル由来の純度99%のグリセリンを配合しているから。自らの何倍もの水分をキープすることで知られるグリセリンは、角質10層の奥まで届いて高い浸透力で肌をうるおして守ります。

これから迎える本格的な冬は、女性にとって過酷な季節。ヒリヒリやカサカサが気になるほど肌が乾燥していては、やりたいことにも集中できません。好きなことを追い求める女性の輝きのために、やさしいだけでなくパワフルに保湿してくれる「ニュートロジーナ」は心強い味方になってくれるに違いありません。

ニュートロジーナ

20161028_neutrogena8_a.jpg浜野まゆみさん陶芸家。武蔵野美術大学日本学科卒業後、佐賀県立窯業大学校に進学。伝統工芸士 秀島和海氏、李荘窯 寺内信二氏に師事し、2001年に出身地である埼玉県川越にて開窯。2013年より有田に拠点を移して作陶を続けている。しなやかさと美しさのなかに凛とした表情を持つ白磁が多くのファンを惹きつけている。

展覧会:2017年2月10日(金)~2月14日(火)東京・西麻布「桃居」にて

撮影協力/器と古道具 蓮依

撮影/小禄慎一郎(OWL) 取材・文/大森りえ

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