その立ち居振る舞いも、考え方も。私たちにいつも新しい気づきを与えてくれるパリジェンヌたち。ホームパーティをするときに備えて、パリジェンヌがどんなおもてなしをするのかがふと気になりました。
パリジェンヌのおもてなし。欠かせないのは「花」
以前、パリに旅行した際に個人宅にお邪魔したのですが、そこで印象的だったのが、パリジェンヌが実践しているおもてなしや暮らしへのさりげない花の取り入れ方。
そこで、パリにもお店を持つフローリスト・谷口敦史さんに、パリジェンヌのおもてなしについて伺ってみました。
インタビューを行ったのは、谷口さんが手がける南青山の花屋「アイロニー」。お店の扉を開けたとたんに、みずみずしい香りがただよってきて、さっそく花たちに歓迎されているような気分に。やはりパリではおもてなしの演出として、花が欠かせない存在なのだそう。
僕の店はパリの16区にあるんですが、どちらかというと高級住宅街。ホームパーティのときは、自宅にお気に入りの花屋を呼んでデコレーションさせる人もいます。
まるでイベントのような気合の入り方に驚きますが、それもパリでは「人が集まる場所には花を飾る」という文化が根付いているがゆえ。おいしい料理にお酒、楽しい会話と同じくらい、玄関や食卓で客人を迎える花の役割は大きいのです。
谷口さんが驚いたのは、みんな自分のスタイルがあること。
アレンジを褒めると、『この花はこんなふうに飾るときれいでしょう』とか、『このツルをここに垂らしたのがポイント』とか、自慢げに話してくれたりしてね。マニュアル通りじゃない、自分流の花の楽しみ方を知っているんです。
都会に自然の気配を持ち込むのが、パリ流
「自分流の花の楽しみ方って、例えばどんなもの?」と思っていると、谷口さんが、カモミールとよく似たマトリカリアや、ジャスミン、クレマチス、香りのよいゼラニウムをつかってフレンチスタイルのブーケを作ってくれました。
パリでは、まるで庭から摘んできたようなナチュラルな花が人気で、パリスタイル、フレンチスタイルと言われます。ここ数年は、田舎のような、手つかずの自然を再現する『シャンペトル』というスタイルも人気。
パリジャンの理想は、余裕ができたら田舎に家を買って、のんびりと過ごすこと。都会の暮らしで花を飾るのは、田舎の景色や香り、庭のムードを部屋に持ち込むためでもあるんです。
パリジェンヌから学ぶ、花を使ったおもてなし
プロのフローリストをも舌をまく、パリジェンヌの花あしらい。その秘密は、彼女たちのライフスタイルにありました。
とくにおもてなしという意味合いでなくても、自分自身が楽しむために、当たり前のようにいつも花を飾っています。パンを買う、ミルクを買う。そんな気軽さで花を買うんです。
おもてなしの場で花を美しく生けられるのは、ふだんから花を飾っているからこそ。
花を欠かさない暮らしをしていると、花についての知識も深まっていきます。たとえば、招く人の個性や近況にあわせて、花を選ぶこと。
『SNSを見たら友だちが落ち込んでいるみたいだから、ビタミンカラーの元気の出る花を贈りたいの』なんてオーダーされると、素敵な人だなと感じます。相手のことを考えて花を選ぶのは、茶の湯の花とも通じるところがありますね。
毎日、一輪でも花を飾り続ける。そんな心地よい暮らしが、もてなし上手を育むんですね。
毎回はお花を飾れない...。そんな時は?
「でも、花のあしらいに慣れていないと、おもてなしに活用するのは難しそう......」なんて人もいるのではないでしょうか? 先ほど作っていただいたブーケ、実は「あるもの」をイメージしたものなんです。
それは、家のなかに自然の花の美しさと香りを呼び込む――。そんなフレンチスタイルを気軽に取り入れられる、花王の衣類・布製品・空間用消臭剤「リセッシュ 除菌EX プレジャーブーケ」。
天然生花エキス(※1)を配合した香りの設計は、谷口さんが監修しました。
※1 香料
生花の香りには、花が呼吸しながら少しずつ香りを放っているような『ゆらぎ』があります。それをなんとか再現したくて、柔らかい自然な香りを持続させることにこだわりました。
フローリストとして提案したのは、花だけではなく、葉や草の香りのような部分を入れること。
花の香りだけだと、強すぎてリラックスできないと思うんです。グリーン系の葉の香りがアクセントとして入ることで、まるで花屋に入ったときのような自然の香りに近づいたと思います。
花王独自のエアロセント®技術(※2)で、生花のみずみずしい香りを再現した「プレジャーブーケ」。花とグリーンのナチュラルな香りが、なんと24時間持続します(※3)。
※2 生花を閉じ込めた空間から、香りを独自の方法で採取し、その空気に含まれる超微量な香気成分まで定量的に解析し、調香に活用する花王独自の技術
※3 布上での効果
谷口さんが手がけたのは、庭先に咲く華やかなローズのブーケをイメージした「朝露にぬれるガーデンローズの香り」、リリーやジャスミンなど野に咲く清らかな花をイメージした「咲きたてイノセントフラワーの香り」、やすらぐカモミールの香りと、華やかなオーキッドの香りの組み合わせが絶妙な「ふわり花ひらくカモミール&フローレットの香り」の3種類。
部屋に切り花を飾るような感覚で、気分に合わせて使い分けてもらえたら......と谷口さん。
たとえばリビングのソファやクッションに吹きかけたり、リネンスプレーとしてベッドサイドでつかうのもいいと思います。来客前にスプレーしたら、お客様も心地よい香りでリラックスしてくれるはず。
自然な香り立ちなので、リビングでくつろいでいるときにふっといい香りがして癒されるような、そんな使い方ができると思いますよ。
せっかく人を招くなら、安らげる香りでリラックスしてほしい。もちろん、パワフルな除菌・消臭効果も携わっているので、客人に不快な思いをさせてしまうこともありません。
ナチュラルな香りがうれしい「リセッシュ 除菌EX プレジャーブーケ」があれば、パリジェンヌのようなおもてなし上手に近づけそうです。
撮影/中山実華 取材・文/田邉愛理
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