電車や街中のカフェなどでまわりを見渡すと、本を読む人よりもゲームやSNSなどに夢中になっている人を多く見かけるようになりました。もちろん、年代にもよるとは思いますが、ちょっとした空き時間にはスマホをいじるくらいが手軽でちょうどいいと思ってしまうのは私も同じです。そんななか、もっと積極的に読書をしたくなるような記事をライフハッカー[日本版]で見つけたのでご紹介します。
読書がもたらす知られざる効果
エール大学公衆衛生学部の最近の研究によると、
余命の長さにも大差があり、週に3.5時間以上読書する被験者たちは読書しない被験者に比べて23%も死亡する確率が低かったのです。実際、読書好きは丸2年も寿命が長くなりました。これは、ジョギングが心臓血管系に効果があるのと同様に、読書は脳に効果的な運動効果があるという『Neurology』誌に発表された研究とも一致しています。加齢により記憶力や脳の総合的な機能が低下しますが、読書はその衰えのプロセスを緩やかにして、頭を明晰に保つのに役立ちます。似たような研究で、定期的に読書する人たちは、アルツハイマーになる確率が2.5倍も低いことがわかっています。
(ライフハッカー[日本版]より引用)
とのこと。本の内容によってはドキドキしたり、その後の展開に思考を巡らすことはよくありますが、計算をしたり知識を頭に入れたりしているわけではないので、それが脳の運動になっているとは思いませんでした。なにげなく文字を追いながら、無意識に登場人物の名前を覚えたり、何ページ前ではああ言っていたなと反復したりする行為が実はものすごく脳を働かしていたようです。おもしろくて気分転換できて、トレーニングしている意識なく鍛えられているなんて、まさに一石二鳥。通勤時間やランチ時間にすこしずつ読書をするようにしたら、週に3.5時間くらい軽くクリアできそうです。
何を読んだら良い?
何を読んだら良いかについてもこの研究で明らかになっています。
雑誌の記事や新聞も良いのですが、一番良いのは本を読むことのようです。(中略)プロットが素晴らしい本、ストーリーが重々しい本、ハラハラドキドキさせられる本、閃きを与えてくれる本、読み終えるまで眠れなくなる本、膨大なページ数の本、とてつもなく素晴らしい本、どれも読むと楽しくてたまには心に残るというだけでなく、健康と長生きのもととなるバランスの取れた知性のダイエットでもあるのです。
(ライフハッカー[日本版]より引用)
この研究の要点は「本を読むことの利点は、寿命が長くなるので、ますますたくさんの本を読めるようになること」だそうです。私は気に入った本を何度も読み返すのが好きなのですが、同じ本でも読むときに自分が置かれている状況や心の変化によって、新しい発見や違った感想が生まれるところが読書のおもしろさのひとつだと思っています。この記事を読んで、そんな本との出会いを求めにまた書店へ行きたくなりました。
image via shutterstock
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