無理な若作りはしたくないけれど、なるべく美しく年を重ねられたらと思っています。そうやって自分で気にするのは主にスキンケアや食事管理なのですが、これも見た目を大きく変えるだろうなと思う若々しさのヒントを「太陽笑顔fufufu」で見つけました。
骨と筋肉の衰えが姿勢を悪くする
口角が上がったにっこり笑顔と、口がへの字に曲がった不機嫌そうな顔。その表情の違いだけで、見た目年齢が変わってくるそうです。いつも笑顔でいる人は若々しく、不機嫌そうにしている人は老けて見えるもの。それと同じように、姿勢も見た目年齢に大きく関係しています。背中や腰が曲がっている人を見て、「元気がなく、ちょっと老けている」と感じたことはありませんか? そしてその人の年齢を、きっと姿勢から考えているはずです。「女性の魅力は、シワがあるかどうかで判断はできません。むしろシワは魅力のひとつにもなりますが、姿勢の悪さが魅力になることは、ありえません」今回お話を伺ったのは、埼玉県・伊奈病院の整形外科部長 石橋英明先生。骨や筋肉などに関わる病気について、正しい知識を伝える活動にも注力されている先生です。
(「太陽笑顔fufufu」より引用)
スーツやドレスを着ている人がいつもよりイキイキとして見えることがありますが、それは服装に合わせて心も背筋もピンとしているからかもしれません。私も、自信がない場面であえて背筋を伸ばすことで大丈夫だと言い聞かせることがあるので、姿勢のもたらす効果に納得しました。
それでも、パソコン作業やお茶を飲んでいるときなど、主に座っているときに猫背になっていると感じます。ただ気がゆるんでいるからだろうと思っていましたが、どうやらそれだけではないようです。
10代~30代の姿勢の悪さは、多くの場合が、猫背などクセによるものだそうですが、40代以降は、骨や筋肉の衰えによって、身体を支えづらくなっていることのほうが多いそう。つまり、猫背など、クセによるものだと思っているうちに、次第に自分の力で姿勢を正せなくなっていくのだそうです。「骨も筋肉も、何もしなければどんどん衰えていきます。今、正しい姿勢を保てている人でも次第に悪くなっていきますし、クセで悪くなっている人は、今後もっと悪くなっていきます」
(「太陽笑顔fufufu」より引用)
「骨や筋肉の衰え」はだいぶ先のことだと思っていましたが、すでにはじまっているのかもしれないと知って危機感が出てきました。
正しい姿勢を保つ10の健康習慣
今からはじめられる正しい姿勢でいるための習慣を「笑顔太陽fufufu」を参考にまとめました。
1. 正しい姿勢を続ける。※壁にピッタリと背中を合わせたときに、後頭部、肩甲骨、お尻、かかとがくっつき、そのうえで腰がそり過ぎないようにお腹を絞め、肩の力を抜いて軽く胸を張り、あごを軽く引いた状態がベストのようです。
2. "ながら"で片足立ち、スクワット、かかと上げを。※多くの筋肉がある下半身を鍛えれば、筋肉だけでなく骨も強くなります。
3. 移動の時間を使って、速く歩いてみる。
4. 階段を"無料の運動器具"と考える。
5. 筋肉を作る、材料を摂る。※動物性タンパク質(肉、魚、牛乳、卵)と大豆は優秀。大豆製品の中では、きなこがおすすめだそうです。
6. 骨のためには、絹ごしより木綿豆腐を。※絹ごし豆腐の約3倍カルシウムが多く含まれています。
7. カルシウムの吸収率を上げる、ビタミンDを摂る。※きのこや魚に多く含まれています。
8. 日光浴で、ビタミンDを。※ビタミンDは、唯一体内で作ることのできるビタミン。夏なら15分ほど日光浴するだけでOKとのこと。
9. ビタミンKも摂れる、納豆を味方に。※ビタミンKも骨の健康に欠かせないもの。納豆に多く含まれていて、1日に半パックほどで1日の推奨摂取量を摂ることができます。
10. 自分の骨の状態を知る。※骨の強さは6割が遺伝で決まるといわれ、母親の骨粗しょう症が娘にも影響することがわかっているそうです。40代で骨密度を測定しておくと、減少が始まる閉経を前にどれくらい骨が強いかがわかります。
「正しい姿勢」にチャレンジしてみたのですが、ふつうに立つことがこんなに筋肉を使うことだとは思いませんでした。無理してジムに通わなくても、これだけで充分鍛えられそうです。筋肉量が増えれば代謝不足によるむくみなどの不調も軽くなりそうですね。背筋のピンと伸びたかっこいいお婆ちゃんになるために、骨と筋肉を意識した食事や運動を取り入れていきたいと思いました。
photo by PIXTA
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