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湿度とたまに照り返す日差しとに交互にさらされ、思っている以上にダメージを受けている私たちのからだ。様々な栄養食品がありますが、今回は先人の知恵でもある”飲む点滴”とも呼ばれる甘酒×特産物のカラフルな新提案に注目です。

若女将が生んだ、あたらしい甘酒

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福岡県豊前市で江戸末期から続く「浦野醤油醸造元」。女将のお手製甘酒を受け継いだ若女将・浦野敦子さんが開発した甘酒が、現在福岡都市圏を中心にヒットの予感です。

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その名も「にじいろ甘酒」。福岡県内の特産物を甘酒と合わせた、ありそうでなかったあたらしさと、パッケージのかわいらしさが人気です。ブルーベリーやくろ米、八女の抹茶に加え、春はあまおう、初夏はトマト、そして現在スイートコーン味が発売中。

にじいろ甘酒の誕生秘話

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10数年前に味噌づくりに着手。このときに出る米こうじを使って女将が手作りした甘酒は、ご近所の方だけが購入していつも完売していました。

若女将の敦子さんは、マイロハス世代。嫁いできたとき、女将さんの作る甘酒を見て、最初は「おばあちゃんが家でよく作っていたな」といった懐かしさこそ感じましたが、自分が積極的に飲みたいという印象はなかったそう。しかし、日々の中で甘酒にふれる機会が増え、段々と印象が変わってきたと言います。

「”おばあちゃんのもの”と思っていた甘酒ですが、実際に飲み続けるとお腹の調子がいい。便秘もしませんし、肌の調子もいいんですよね。ただ甘酒って、濃くてどろっとしているので、おちょこで1杯も飲めばもう十分、という感じのものが多いように思っていました」

甘酒と何かをかけあわせて、もっとスッキリとおいしく飲めるものはできないだろうか……。そんなこと考えていたとき、ご近所のブルーベリー農園さんのブルーベリーへの想いにふれるきっかけがあったそうです。

「甘酒とブルーベリーをあわせてみたらどうだろう……? 」敦子さんの奮闘の日々がはじまります。外国産のブルーベリーのほうが安価で安定供給に適していますが、あくまでも県内の「地元のもの」にこだわりたい、そんな想いで「にじいろ甘酒」第一弾のブルーベリーが完成しました。

旬なフレーバーが今後も登場

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定番の米こうじ、発芽玄米、くろ米、抹茶に加え、現在はブルーベリーととまと、スイートコーンが季節商品で販売されています。食欲の落ちがちな暑い季節、目にも楽しいこの甘酒で、気分に合わせた栄養補給をしてみてはいかがでしょうか。

若女将・敦子さんからの裏レシピ

そのままストレートで飲んでもおいしいのですが、甘酒:豆乳=2:1で割ると、さらに飲みやすいそうですよ。

浦野醤油醸造元,にじいろ甘酒

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