30代になって、洋服選びが楽しめなくなった。上質なものを長く着たいけど、どうやって揃えていいのかわからない。だからと言って、20代のころみたいに"とりあえず試してみる"のも、やっぱりちがう。そうやって、結局"無難"な着こなしに落ち着いてしまう。
そんな、多くの30代女性が抱える悩みを解決すべく話をうかがったのは、人気ファッションエディターの三尋木奈保さん。ベーシック服のコーディネートに定評があり、「自分らしいスタイル」で輝き続ける三尋木さんに、30代に向けたおしゃれのコツを教えてもらいました。
マイナーチェンジを重ねて"いまの自分"仕様に
三尋木さんは、流行ものより自分になじむもの、そして出会う人にも好印象を与えるファッションを心がけているそう。
「白シャツだけでも7枚はかかっている」という彼女のクローゼット。その年ごとに旬のディテールが入ったものを加えて、マイナーチェンジを重ねているのだそう。そのすべては、吟味に吟味を重ねた"自分らしい"ものばかり。シャツ1枚を買うにも、なんと10着は試着をするのだとか。
「友達と買い物にいくと、あまりに時間をかけて悩むからびっくりされます。たくさん試着をして考え抜く。それが苦じゃないんです」
研究を重ねることでみえてくる、自分に似合うもの
撮影日のコーディネートは、ネイビーのリネンシャツにデニム、そしてパンプス。いつの時代も変わらない定番スタイルなのに、こなれ感がある。清潔感とほどよいリラックス感がミックスされたコーディネートです。
おしゃれのコツ1:シャツの襟はベストポジションを探して
やわらかなリネン素材のシャツは、今年らしさを出しやすいアイテム。
三尋木さんいわく、シャツの襟は立てすぎても抜きすぎてもNG。とにかく鏡の前で研究して、自分のベストポジションをみつけること。そして動いて襟が崩れてしまったら、そのつど、ベストな位置に抜き直すのだとか。
おしゃれのコツ2:裾で差がつくデニムの履き方
足元に目を落とすと、ほんのわずかに折り返されたデニムの裾。
「縫い代部分を折るだけでもニュアンスが出ると思うんです。パンプスだから、抜け感とカジュアル感をさり気なくプラスして。フラットシューズなら折らずに履いていたと思います」
これも徹底的に自分のスタイルを研究してきたからこそできる工夫です。
おしゃれのコツ3:カーディガンはアシンメトリーに肩がけ
肩がけカーディガンは、挿し色として、また全身のバランスをとるためにもよく使うそう。三尋木さんのこだわりは、脇のあたりで折り畳んでから、アシンメトリーに肩がけすること。
「うしろはたるませず、前からみたときに首の後ろにすこしみえるくらいにすると、素材を重ねている意味が出てくると思うんです」
小物まで妥協しないことでコーデは完成する
スタンダード スクエア ラージ マットホワイト 38,000円(税抜)
せっかく服や靴のポイントを押さえても、小物合わせがイマイチだったらコーディネートは台無し。三尋木さんの小物使いは、アクセントになりつつも、アイテムだけが主張するということがありません。
この日、三尋木さんが合わせたのはアンテプリマのワイヤーバッグ。
「挿し色として白バッグは有効。このワイヤーバッグはコーディネートになじみやすく、汚れも気にならないのでうれしいです。アンテプリマのワイヤーバッグは、"かしこまりすぎていない"ので簡単にこなれ感が出せると思います」
職人の手によってひとつひとつ編まれたバッグ
1998年にデビューし、2012年には120万個の売り上げを達成しているアンテプリマのワイヤーバッグ。じつは、ひとつひとつ熟練の職人の手によって編んでつくられています。編み上がるまでに要する時間は、シンプルなものでも約2日。ハンドルに揺れるロゴリングが、正当な行程でつくられた証です。
スタンダード スクエア ラージ シルバー・ゴールド 38,000円(税抜)
今日までに約100以上ものカラーが発表されてきたワイヤーバッグですが、なかでも人気No.1カラーは「シルバー・ゴールド」。シルバーとゴールドが表裏になっているワイヤーコードを編むことで生まれる絶妙な色合いは、ベーシックなコーディネートにときめきをプラスしてくれます。
シンプルで質のいいものを選び、大切にする
じつは三尋木さんのワードローブには、もうひとつ大切なアンテプリマのバッグが。
「10年ほど前、ハワイにいくときに購入しました。リゾートではレザーだと重い。だけどカゴバッグは年齢的にカジュアルすぎて......」
そうして選んだ「イントレッチオ」シリーズのバッグは、日常使いし続けているにもかかわらず、ほとんどくたびれていないそうです。
ワイヤーバッグのはじまりは、ボローニャで眼鏡のストラップとして使われていたワイヤーコード。手編みでつくられるため、伸縮性があって丈夫で、耐水性も高い。お手入れしやすいのも魅力です。
左から:スタンダード スクエア ミディアム マットブラック 33,000円、スタンダード スクエア ミディアム マットカーキ 33,000円、スタンダード スクエア ミディアム マットホワイト 33,000円(すべて税抜)
「使わないアイテムが溜まったり、どんどん買って消費していくスタイルは苦手なんです。だからシンプルだけど無難じゃないものを選び抜いていきたい。30代は"無難とベーシックの違い"を見極めていくときかもしれませんね」
吟味して手元にやってきたものを長く大切にしたい。そんな思いも大事にしながら選んでいるからこそ、それぞれのアイテムへの愛着も人一倍。アンテプリマのバッグが三尋木さんに似合う理由が、わかったような気がします。
三尋木奈保さん
雑誌『Oggi』を中心に活躍するファッションエディター。大学卒業後の数年間一般企業に勤務したのち、この仕事に。会社員経験を生かした"リアルで地に足のついた"おしゃれセンスは誌面に登場するたびに大反響。また、自身の著書『My Basic Note』は11万部を突破。初版発行から2年半が経ったいまでも、"現実感がある"おしゃれワードローブの決定版として支持され続けています。
[アンテプリマ]
撮影/柳原久子 ヘアメイク/林由香里(ROI) 取材・文/醍醐由貴子
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