おろしたての上履き、真新しい割烹着(給食係には三角巾とマスクも必須でしょうか)、手縫いの雑巾なんかを用意してもらった学生時代が懐かしいです。

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02_雪の積もった朝、火燵の熱で窓に雫が光ります@日光

白といえば、何色にも染まることができる基礎の色と思ってきましたが、写真を撮るうえでも白はすべての光の集合体です(フイルムを入れたままカメラの裏蓋を開けてしまい、久々に感光させてしまいました。ショック!)。

ということは言い方を変えると最強の色とも捉えられそうです。他の色を際立たせることができる「かっこいい脇役」なのに目立ち過ぎない、よい塩梅の1色。

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03_ニャンとびっくり!な大きさ。2匹招き猫@浅草

幼い頃は白い画用紙を前に「白の色鉛筆」の使い道がわからず出番が少なかったけれど、今なら使い道がわかるなぁ。

ほかの色に重ねることで、ツヤツヤした髪の毛や、葉の上で光る雫、ふわりと開くスカートの裾、を表すことができる1本だったとは(塗らないで光を残す方法もありますね)。

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04_紫陽花の季節、夏の準備中の海の家@江ノ島

思い返すと、色を足すことに集中してしまい、引くことを知らなかったんだな、と時を経た今だからこそ、「うまく描けないなあ」と悩んでいた図工の時間の自分を思い返してヨシヨシと頭を撫でてやりたくなります。

汚れてしまっても漂白剤をつかえば、白に戻るのも強みです。日差しが眩しい季節によく似合う白いシャツを着て出かけたくなりました。

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(写真・文/甲田智恵)