たくさんのミネラルが含まれているわかめやメカブなどの海藻。「食べるだけではもったいない!」ということで、海藻のもつパワーを取り入れた新しいコスメが誕生しました。

わかめ加工場で働く女性たちは肌がつやつや

徳島県のワカメ店「阿波市場」は、原藻から塩蔵製造まで一貫した生産管理体制を整え、昔ながらの製法でていねいにワカメをつくっているメーカー。二次加工として、塩蔵わかめやカットわかめ、海藻サラダの原料なども生産しています。

あるとき、わかめ加工場で働く女性たちの肌がみんなつやつやしていることから、ワカメの根の部分、メカブの美容研究をスタート。そして、メカブに含まれるヌルヌル主成分、フコイダンを化粧品に応用するため、より効果の期待できる低分子フコイダンを開発することに成功しました。

アルゴ(海藻)テラピーをコスメに

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アルガス オールインワンクリーム、プレローション

こうして誕生したのが、化粧品ブランド「アルガス」。海洋を活用した療法である「タラソ(海洋)テラピー」のなかで、最も肌に効果を示す「アルゴ(海藻)テラピー」の考えと想いからこの名前がつけられました。

アルゴテラピーは、古くから世界中で愛された伝承美容のひとつですが、実際に行う場合、海藻のペーストを用意したり、パック後はしっかり洗浄を行うなど、とても大変。普段のスキンケアではなかなか取り入れることは難しいのが現状。しかし、アルガス化粧品には自宅で気軽に海から生まれたたくさんのパワーを感じることができるんです。

しっとりと肌になじむ使い心地

その秘密は、ミネラルバランスが抜群の海洋深層水のほかに3つの海洋エキスが入っていること。まずは、先ほども触れたヌルヌル主成分である「フコイダン(褐藻エキス)」。徳島県鳴門産のメカブから独自抽出し、時間をかけて低分子化させることで栄養素を浸透しやすく、保湿力に優れ、長時間肌の潤いを保つ効果があるとされています。

そして、紅藻類から抽出したエキスはミネラルとビタミンの働きに優れた「紅藻エキス」、さらに、伊勢志摩産の海藻サガラメ由来の「サガラメエキス」は、細胞間脂質の主成分であるセラミドと、天然保湿因子(NMF)の元となるフィラグリンを同時に増やす保湿作用が期待できます。

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現在は、化粧水以外の美容液、乳液、クリーム、パックなど、スキンケアをひとつにした天然由来のオールインワンクリームが発売中。実際に使ってみると、まったくクセがなく、しっとりとすぐに肌になじんでいきました。「酸素」「炭素」「水素」など人間を構成する上で重要とされる元素と海水に含まれているミネラルとほぼ同じとあって、海のパワーをこうやってクリームで取入れることで、肌がいきいきしているなと感じます。

ワカメやメカブの収穫を行っているメーカーだからこそできた化粧品。美容ケアしながら、母なる海を感じることができるコスメです。

アルガス

image via Shutterstock

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