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2月刊行の書籍『地元パン手帖』(グラフィック社)の出版記念イベントで、20年ぶりに同級生と再会しました。3人は静岡県富士宮市から、2人は東京都内から、調布のイベント会場まで駆けつけてくれたのですが、声を聞いてすぐ、高校時代のあれこれをみずみずしく思い出しました。

そうそう、あの頃から私のくいしんぼうは変わらず。ドーナツが大好きで、学園祭に出店するため隣町の某ドーナツ店に出向き、なんの知識もないながら仕入れの交渉。全生徒に注文表を配り、オーダーをして学園祭当日にドーナツ屋として販売したことを思い出しました。

大きく柔らかくパンのようなプレッツェル

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(左)バタープレッツェルは、手のひらよりも、大きいのです。
(右)新刊『地元パン手帖』(グラフィック社)

そのとき旧友が、おみやげにと買ってきてくれたのが静岡県富士市のパン屋さん「SHION」のバタープレッツェルと、スティックプレッツェル

1~2分トーストしてから食べるようにと教えてもらって、おやつの時間にオーブンへ。プレッツェルは、ドイツ発祥の焼き菓子のひとつ。ポリポリと音をたてるほど、固めに焼き上げられたスナック菓子のような小さなプレッツェルはこれまでにも食べたことはあったけれど、大きく柔らかくパンのようなプレッツェルを口にしたのははじめて。

外側は香ばしく、中身はもっちり。下部の生地には、塩気のきいた濃厚なバターが潜んでいて、ひと噛みするごと旨味がぎゅっと口に広がり、うっとり甘美な後味。

帰省の折に立ち寄らねば。それまでは、お取り寄せとまいりましょう。

[SHION]

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