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自律神経研究の第一人者小林弘幸ドクターに聞く自律神経の整え方

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自律神経研究の第一人者小林弘幸ドクターに聞く自律神経の整え方

だるい、寝付きが悪い、朝起きられない。こんな症状に悩まされている人は要注意。単なる疲れではないかもしれません。

最近、私も同じような症状が気になり、興味を持って調べたら「自律神経の乱れ」が招く体の不調にあてはまり......。でも、自律神経について何も知りません。そこで自律神経研究の第一人者である小林弘幸先生にお話を伺いました。

#1 自律神経とはどんな働きをする神経なの?

今回は、自律神経についての基本的な疑問に答えていただきました。

●自律神経の働きとは?

20160224_jiritsu_1.jpg

最近、自律神経という言葉をよく耳にしますが、どんな働きをする神経なのかわからない人も多いのでは? そもそ自律神経とはどんな働きをしているのでしょうか?

「自律神経は、心臓や腸、胃、血管などの臓器を24時間休まずコントロールしている神経です。交感神経と副交感神経という2つの神経が、綱引きのように両サイドから影響しあって臓器の動きを調整しています。

たとえば血管の動きですと、交感神経が血管を収縮して心拍数や血圧を上げます。一方、副交感神経は血管を拡張させて心拍数や血圧を下げます。このような反対の役割を持つ2つの神経がうまくバランスをとりながら、ちょうど良い心拍数と血圧に調整しているのです」

●交感神経はアクセル、副交感神経はブレーキ

自律神経は交感神経と副交感神経の2つが影響しあってうまく、臓器をコントロールしているのだということがわかりました。では、どのような状態が良いバランスなのでしょうか?

交感神経はアクセル副交感神経はブレーキのような役割をしています。緊張する場面では交感神経が優位になり、夜間などゆったりした場面では副交感神経が優位になります。両方のバランスが高いレベルでキープされているのがベストな状態です。日中は交感神経が、夜間は副交感神経が少し高くなるぐらいが理想です」

●自律神経のバランスが崩れると起こる症状

20160224_jiritsu_2.jpg緊張するシーンが多い現代人は、交感神経が高い状態が続き、副交感神経の機能を落としバランスを崩してしまいがち。このような悪い状態が続くと以下のような症状が出てきます。

・冷え・疲労感・むくみ・イライラ・肌荒れ(ニキビ、吹き出物、カサカサ肌)・自律神経失調症

さらに私たち30~40代の女性は、めまいや火照りなど更年期障害に近い症状が出てしまうこともあるそうです。

●うつと自律神経失調症は違うの?

自律神経の乱れが原因で起こる自律神経失調症と、最近メディアでよく取り上げられるうつ病。この2つの病気には関連があるのでしょうか?

「全くの別物ではありません。自律神経失調症はあらゆる不調の前兆です。放っておくと、うつに繋がる可能性も大いにありますよ。サインは、朝起きられない、慢性的な体調不良など。冷え性も自律神経失調症の前触れです」

朝ベッドから起き上がれない人は要注意ですね。

●自律神経はセルフコントロールできる

自律神経を整えるにはどのようにすれば良いのでしょうか? また、自分でコントロールできるのでしょうか?

「生活を見直し、自律神経のバランスを整える習慣を身につければ自律神経はコントロールできます」と小林先生。

具体的な方法は、#2「心も体も良い状態にシフトできる自律神経の調整方法(オフィス編)」でご紹介します。

#3 心も体もよい状態にシフトできる。自律神経の調整方法(おうち編)

#4 心も体もよい状態にシフトできる。自律神経の調整方法(ストレッチ編)

20160224_jiritsu_3.jpgお話を伺った方:順天堂大学医学部教授・小林弘幸先生

こばやしひろゆき/ 1960年生まれ。順天堂大学大学院医学研究科修了。ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、順天堂大学小児外科助教授などを経て、現職。自律神経研究の第一人者としてプロスポーツ選手、アーティスト、文化人などのコンディショニング・パフォーマンス向上指導に関わる。『聞くだけで自律神経が整うCDブック』(アスコム)など著書多数。

<参考書籍>

20160223_jiritsu_1.jpg>> 聞くだけで自律神経が整うCDブック(アスコム)

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川島聡子

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