寒い冬の朝は、どうしてもベッドのなかでグズグズしてしまいがちです。

そんなときに漂ってくる炊きたてのごはんや淹れたてのコーヒーの香りは、私たちの寝起きを少しだけスムーズにしてくれ、余裕を持って1日をスタートする喜びを感じさせてくれる心地よいものです。

でもせっかく起きるのだから、もうちょっとだけ余裕を持って、口に入れるものをゆっくりと味わいたい。そんなときにふさわしい極上コーヒーがあります。

ベルベットのような舌触りが楽しめるコーヒー

オーストラリアから上陸したトレンド「フラット・ホワイト」。

日本ではまだなじみのないものですが、スキムミルクを口当たりなめらかにスチームさせて、エスプレッソのダブルショット(espresso doppio=18~20gの挽いた豆にお湯をかけ、27~29秒の間にドリップさせたもの)を加えたもの。

目新しいものが好きなヨーロピアンのあいだで話題となり、つい最近、あちこちのカフェでメニューに載るようになりました。

「スターバックス」のホームページによると「ベルベットの泡」と名付けられている通り、まるで上質なホイップクリームのような舌触りで、名前負けしないテクスチャーです。

カプチーノやラテとはどう違う?

カプチーノはエスプレッソのシングルショットに、まずスチームミルクを注ぎ、その後泡立てたミルクを加えた3層構造。

カフェ・ラテはシングルエスプレッソにスチームミルク(蒸気で温めたミルク)をたっぷり入れたもの。

カフェ・マキアートは同じくシングルショットを使用、これに泡立てた「フォームドミルク」を乗せるのが特徴です。

ホワイト・フラットは手短に言えばカプチーノに似たもの。しかしカプチーノよりもカフェイン量が多く、泡の量が少なく、かつその泡がとっても滑らか(フラット)なものということになるでしょう。

朝シャキッとしたいときはもちろん、集中力が必要なときの1杯としても重宝しそうなホワイト・フラット。

日本にもファンがいたようで、ホワイト・フラットを味わえるカフェがあちこちで見られるようになりました。

カフェやエスプレッソマシーンが自宅にある人、そしてフォームド・ミルクを作るための泡だて器を持つ人なら、自分で作ってみるのも楽しそうです。

image via Shutterstock

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