自分、あるいは親しい人が心を込めて作った料理を食べるのが心身を健やかに保つのにいいと分かってはいても、忙しいとなかなか難しいことも多いものです。私も以前はとても忙しく働いていたので、家で食事をつくって食べるのは月に1回もない、というような日々でした。とはいえ、若い頃、忙しさのあまりコンビニのお弁当を食べ続け、全身に(顔まで!)湿疹ができて以来、コンビニなどのお弁当はできるだけ摂りたくないと思っていました。

そこで、週末にまとめて玄米ごはんを炊き、小分けにして会社の冷凍庫にストック、電子レンジで解凍してたべていました。味噌と海苔や乾燥わかめ、切り干し大根を合わせて丸めた味噌玉も冷蔵庫にストックしておけば、お湯を注ぐとインスタント味噌汁になります。日持ちのするお漬け物も用意しておけば、夕食には充分です。どんなに忙しくても、ランチは作り手の顔が見えるお店へなるべく行くようにしていました。外に食べにいく時間がないときは、昼、夜ともに冷凍玄米とお味噌汁、お漬け物、ということも。

外食や市販のお惣菜を選ぶ前に、まずできることがないか考えてみます。そうしたうえで、外食や市販のお惣菜を食べることで得られる物のほうが多ければ、それを選ぶのがいいと思います。外食をするときは、できるだけ作り手の顔が見えるところを。安心できる素材を使っているところがいいでしょう。

また、お惣菜であれば、添加物ができるだけ少ないものを。キッチンにないものが使われているお惣菜は、避けます。そういうものを選ぶとワンコインランチ、というわけにはいかないかもしれません。でも、私は安心や安全、食べることによって心身が健全になり満たされることを大切にしているので、そんな基準で選んでいます。

今日食べたもの:干し柿のごぼう巻揚げ

すきな食べ物のひとつに干し柿があります。そのまま食べるのももちろんすきですが、こんな風にアレンジするのもまた違うおいしさを味わえます。

ごぼうは縦半分〜1/4くらい、長さは干し柿の長さ程度に切り、醤油で柔らかく煮ます。干し柿は縦に切り込みを入れて開きます。ごぼうをのせ、干し柿でしっかりと巻き、小麦粉を同量程度の水で溶いた衣をつけ、からりと揚げます。箸休めやお茶請けにどうぞ。

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