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寒くなると、外に出たくなくなったり、何となくやる気がなくなったり。そんなときは、無理にがんばろうとせず、家にこもってゆったり過ごすのがいちばんだと思っています。

冬は、じっくりと心身を滋養する季節です。こたつでみかんを食べながら、自分を養うような本を読んだり、勉強をしたり。そうして、春の芽吹きの時期にアウトプットすればいいと思うのです。どんな季節も同じように活動しているのは人間くらいなのではないでしょうか。寒い冬でも、夏のように活動的になろうとするのは、冬にも夏と同じように青々と葉を茂らせようとするようなものです。

苦しくなったり、辛くなったりするのは、今自分が感じていることを、なかったことにして、「こうあるべきだ」という自分が作り上げたルールに従おうとするときです。まずは自分が自分を大切にする。やる気がないのであれば、そんな自分を受け入れてあげる。やる気がないとだめ、なんて誰が決めたのでしょう。

そして、今、自分が感じていることを無視して心身のバランスを崩してまでしなければならないことはなんでしょう。それには、自分の心身を犠牲にするだけの価値はありますか? なにかにNOと言っているときは、なにかにYESと言っているということです。NOだけでなくYESのほうにも目を向けてみます。

とはいえ、やる気が出なくて、何ごとも喜びとともにできないのは、つらいことでもあります。

そんなときは、自分が心から喜べることだけをしてみます。好きな食べ物を食べたり、アロママッサージを受けたり、温泉に行ったり。やる気がなくて困っているような状況ではなくとも、食べ過ぎて体が重くなるとやる気が出なくなりがちですが、もともとやる気がないのですから、気にすることはありません

頭で考えるのをストップし、意識的に五感がよろこぶことをしてみる(意識的に、というのが大事です。自分で選んで決める、ということです)。みんな、いつもがんばっていると思います(いや、私は怠け者なんです。周りからもそんなふうに言われるし、私はがんばっていないんです、という人にほどものすごくがんばっていたりします)。無理にやる気を出そうとするのではなく、やる気のない自分をよしよし、とかわいがって、自然と何かをしたくなるのを待ってみてあげてもいいのではないでしょうか?

今日食べたもの:ほうれん草のカレー

たぶん、いちばん参考にしているレシピ本『食べるヨガ』のレシピです。著者の村田由恵さんのお料理は本当においしくて、元気が出ます。なんとなく元気がないとき「ごはんをたべさせて!」とお願いしてごはんを作ってもらうこともあります(そんな駆け込み寺があると、やる気がなくても元気がなくてもまあいいか、とやり過ごせるかもしれませんね)。

このレシピは、簡単でとってもおいしくて、大好き。ここではおおまかなレシピをご紹介します。詳しいレシピは『食べるヨガ』で確認してくださいね。

ほうれん草は茹でて、フードプロセッサーで少しの水とともにピューレにします。鍋にを入れ、クミン、ターメリック、チリパウダーを加えて熱し、香りがでたら水切りした木綿豆腐を崩しながら加えます。さらにほうれん草を加えて煮詰め、塩で味をととのえて、できあがり。お皿にターメリック少々を入れて炊いたごはんを盛り、ほうれん草カレーをかけ、じっくり焼いて焦げ目をつけた木綿豆腐をトッピングしていただきます。

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