傷まないうちに、と買ってきてすぐにバナナを食べていませんか? できることなら黒くなるまで待った方がいいみたいです。バナナは黄色い状態よりも、黒い斑点が出ている状態のほうが身体にいいと唱える健康法が、いま話題となっています。

バナナは熟成されるとパワーアップ

鶴見クリニック理事長で医師である鶴見隆史さんの著書1日1本で医者いらずになる 黒バナナ健康法』にはそんな黒バナナのすごいパワーが紹介されています。

そもそも黒バナナとは、黒い斑点が大きくなったり、薄茶色の斑点も出て、それが大きく濃くなった状態のバナナのこと。この斑点が全体の6割程度まで広がったものです。購入初日が黄色だったら、それから5日〜7日経ったものを指します。この黒い斑点はバナナが熟成してきた証

もともと栄養が豊富で、朝のエネルギーチャージとして食べることも多いバナナですが、黒バナナになることで、その栄養がさらにパワーアップするんです。

疲れにくく、ダイエットにも効果的

黒バナナは、黄色のバナナに比べて、酵素がさらに増え、吸収されやすい状態になります。また、肥満になりやすくなるショ糖が減り、GI値(ブドウ糖:グルコースを100としたときの相対的な指標)が下がり、ゆっくり吸収されるので燃焼が持続するんです。さらに、ファイトケミカル(抗酸化物質)が大幅に増え、オリゴ糖もさらに増えます。

このように黒バナナを食べることで病気に強く、疲れにくい、さらには太りにくい体になる! というのが黒バナナ健康法です。

同書には、黒バナナを使ったレシピも掲載。グリーンスムージー、みたらし黒バナナといったものから、しっかりしたお料理まで簡単なのにおいしいものばかり。

その中から「黒バナナのゴマまぶし」をご紹介します。抗酸化作用のある白ゴマと黒バナナを合わせると、便秘やお肌のトラブル解消にも効果が期待できます。

「黒バナナのゴマまぶし」の作り方

|材料(1〜2人前)

・黒バナナ・・・1本

・白ゴマ・・・大さじ1

・めんつゆ・・・小さじ2〜3(お好みで)

|作り方

1.黒バナナを1.5cm角くらいに切る。

2.切った黒バナナとめんつゆを合わせる。

3.(2)に白ゴマをパッとふりかけ、サッとあえる。

酵素や食物繊維のパワーで、便秘や肌トラブル、不眠などにも効果があるとされる黒バナナ。今度からは買ってから少し寝かしてから食べるがスタンダードになりそうです。

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