国内最大のパン専門コミュニティサイト「パンスタ」が去年から発表を始めた「パン・オブ・ザ・イヤー」、今年も発表になりました。

パン・オブ・ザ・イヤーは、パンを愛する皆さんからの投稿や、いいね!の数、アクセス数、パンスタ編集部の日々の食べ歩き活動などをもとに、「パンマニアが今年最も注目したパン」を選出したもの。

安定の人気店から今年話題になった新店まで、なるほどの結果に。味にもヴィジュアルにも厳しいパンマニアならではの選出結果は、これからベーカリー開拓をするときに、おおいに役立ちます。

バゲット部門 金賞 vironのバゲット

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「おいしいバゲット」と言えば「ヴィロン」。もっちりとした記事にとにかく香り高いバゲットが特長です。その秘密は、フランス産小麦の「レトロドール」の持つ香りと旨みが最大限に引き出されているから。料理に添えられているものではなく、メインとして味わえる一品です。

カンパーニュ部門 金賞 ブーランジュリーレカンのカンパーニュ

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割田健一シェフのスペシャリテ「Pain de Campagne」は、フランス産オーガニックの小麦粉にライ麦粉、全粒粉をブレンドした伝統的なカンパーニュ。酸味と雑穀味の力強さが心地良く、奥深い味わい。

ほかにも、国産小麦を使ったもの、赤ワインを作る際のブドウの皮のピューレを練りこんだものなど種類が豊富で、シェフの感性と拘りが味わえます。

クロワッサン部門 金賞 メゾン ランドゥメンヌ トーキョーのクロワッサン

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パリに7店舗展開し数々の賞を受賞している人気店が日本初上陸で、今年最も話題になったブーランジュリー。 クロワッサンはフランス産バターを使ったものと国産バターを使ったものの2種類。フランス産バターの方は1個480円と高級だが、鼻から抜けるバターの香りと甘さは格別。2つ同時にいただいてバターの違いを楽しむのもオススメ。

このほか、デニッシュ部門金賞: uneclef(ユヌクレ)のデニッシュ全般、フォカッチャ部門金賞: ブーランジェリー スドウのフォカッチャなどが受賞。

個人的には、今年はメゾン ランドゥメンヌ トーキョーの日本1号店オープンがいちばんセンセーショナルでした。フランスと日本のクロワッサン食べ比べが流行っているようなので、ぜひチャレンジしたいです。

パン・オブ・ザイヤー2015

image via Shutterstock

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