日本の誇る伝統文化のひとつ、歌舞伎。敷居が高く、なかなかその世界に足を踏み入れるのが難しいというイメージがありますが、最近では、カジュアルなスタイルの歌舞伎や、若い人でも気軽に足を運べるような趣向があったりと随分と身近な存在となりました。
動作や言葉のひとつひとつから、人の心の機微が伝わる奥深い日本の伝統文化に触れることで、人としての深みがさらに磨かれるのではないでしょうか。
さて、歌舞伎と聞いてすぐに思い浮かぶのは、色鮮やかな着物や美しい装飾。そんなイメージを、そのままスイーツにしたら……。ということで、歌舞伎にまつわるとても素敵なスイーツを見つけました。
日本の伝統を感じさせる、美し過ぎるバームクーヘン
それは、歌舞伎座新開場記念のコラボレーション商品として開発された「KABUKU~へん」。
歌舞伎の演目『籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)』に登場する花魁(おいらん)、八ツ橋の十三段重ねの草履をイメージした、食べるのが惜しいほどに繊細なバームクーヘンです。
しっとりとした食感の本格的なバームクーヘンの間には、甘さ控えめなアプリコ・パート・ド・フリュイ(アプリコットのフリュイ)がサンドされていて、老若男女だれもによろこばれる味わい。トップをコーティングするホワイトチョコレートには、江戸を代表する小紋柄や鼻緒、歌舞伎座の座紋である鳳凰丸の柄が施されています。
細部にまでこだわりぬいた仕事が、世界に誇る日本の伝統文化を感じさせますね。
手土産に、外国人の方への贈り物としても最適
お土産用パッケージには、瓶覗と桃花色の市松模様の蓋と、黒い受け箱。箱の内側は江戸好みの赤でデザインされており、パッケージだけでも気持ちが盛り上がります。
贈っても贈られても嬉しい「KUBUKU~へん」。著名な歌舞伎役者さんもお気に入りなのだそう。人が集まるこの季節、ちょっとした話題となりそうな嬉しいスイーツです。