1. Home
  2. BODY
  3. 妊娠・出産費用は全額保険でカバー【ドイツでママになる】

妊娠・出産費用は全額保険でカバー【ドイツでママになる】

山中友希帆

妊娠・出産費用は全額保険でカバー【ドイツでママになる】

「ズバリ、妊娠~出産~産後、結局いくらかかるの?」

これから子どもを持とうか考える家庭にとって、大きな心配事のひとつ。しかし一般に、ドイツの家庭でそれが懸念事項になることは、まずありません。なぜならこちらでは原則、妊娠出産にかかる費用は全額保険でカバーされるから。今回はその実情に迫ってみたいと思います。

最初から最後まで、何があってもお財布不要!

ドイツでは、妊娠に伴う検診、病院での出産など、妊娠出産にまつわる一連の医療行為は保険でカバーされるため、自己負担の必要はありません。(ただし、羊水検査などの特殊な検査や規定の回数を超える超音波検査などは例外)。それには切迫早産で入院が必要になった場合や、流産や帝王切開の手術費用、無痛分娩・水中出産などにかかる費用、産後の通常入院費用、薬代なども含まれます。さらに産後に至っては、経過をみるための産婦人科検診、助産婦による家庭訪問、産褥体操のコースまでも。

最近では日本も自治体の公費負担や助成が充実しているので、ひところと比べてかなり自己負担額は軽減したようですが、役所での申請手続きの煩わしさを指摘する声もよく聞きます。ドイツの保険適用制度は保険証一枚、病院で提示すればそれで終わり、手続きは一切不要なので、そういった点でも、とてもありがたいシステムだなあと思います。

しかしその反面、「お金がかからない」というのは、誰でも、どんな金銭状況であっても出産できる、ということ。たとえそれが就学中のティーンエイジャーや、労働意欲のない生活保護受給者であっても、です。出産まではなんとかなったとしても、生まれた子どもがその先どのような環境で育つのかを考えると、いいことづくしに見える「0費用」の出産も、手放しでは喜べない問題を抱えていると私自身は感じています。

それで、出生率は上がったの?

結論からいうと、答えはNO。これだけ整っているように見えても、残念ながらドイツの出生率は未だ低く、日本とほぼ同水準。北欧諸国やフランスが軒並み出生率を持ち直すなか、大きな遅れをとっているのが現状です。日本でも出生率の向上を考える際、「妊娠出産における自己負担の軽減」は真っ先にいわれることのひとつだと思います。しかし、この結果をみると、妊娠出産への「一時的」な金銭援助だけでは決してじゅうぶんとは言えないことは明らか。託児・育児のインフラ整備や、仕事と育児の両立を支援する環境づくりなども含めた、長期的サポートをもっともっと充実させていくことが、今後も継続的に必要なのだと思います。

ドイツでママになる連載記事一覧

【第3回】もっと太ってね。日本とは対照的な妊娠中の体重管理

【第2回】間抜けな姿で歩く、オープンすぎる診察室

【第1回】本場のコウノトリがやってきた!

    specialbunner

    Ranking

    1. メーガン妃が1日の食生活を公開。英王室でのNGフードとは?

    2. 科学的根拠に基づいた「やせるためのコツ」。運動しなくっても構わない!

    3. みそ汁を最強のダイエット食に変える方法。自律神経の名医が考案!

    4. 甘いものが無性に食べたい! 食べても許されるおやつ10

    5. 週1日肉を食べずに12週間。参加者の意識がこんなに変わった!

    6. 簡単ドーシャチェックで、あなたのアーユルヴェーダ体質を診断!

    7. やせる体を作る方法。100回の腹筋よりおすすめの運動って?

    8. プロが教える、驚くほど効果ありの簡単筋トレ

    9. 毎日たった2分。美顔器で顔のコリをほぐして、たるみをアップ!

    10. 根性なしでも大成功! 精神的につらくない10kg減ダイエットって?

    1. メーガン妃が1日の食生活を公開。英王室でのNGフードとは?

    2. 根性なしでも大成功! 精神的につらくない10kg減ダイエットって?

    3. 深い眠りが脳の大掃除をしてくれる!?

    4. プロが教える、驚くほど効果ありの簡単筋トレ

    5. インフルエンザ対策、ここがポイント。ピークが来る前にどう防ぐ?

    6. 低カロリーなのに、お昼までお腹が空かない! ヘルシー朝食9選

    7. 甘いものが無性に食べたい! 食べても許されるおやつ10

    8. やせたい人向け朝ごはん8選。タンパク質と食物繊維をしっかり!

    9. 「確実に効果が出る」筋トレとは? 初心者でも大丈夫

    10. 管理栄養士が教える、風邪予防におすすめな食材ベスト3

    1. 心臓発作が起きている3つのサイン。左腕の痛みも要注意

    2. 焼酎は健康にいい・悪い? 肝臓専門医が教える正しい「お酒の飲み方」

    3. 女性の「心臓発作は恐ろしい」と医師。防ぐ方法は?

    4. 家カレーに革命! 簡単なのに最高においしくなるカレー5種類

    5. 誰もが筋トレをする時代に! 2020年に流行るフィットネスは?

    6. 隣の部屋に人が寝ているとき。バレずに性行為を楽しむには?

    7. 年末年始はしっかり回復! 体だけでなく、神経からしっかり休む方法

    8. 一問一答で占う、2020年の運勢。あなたの金運は?

    9. あなたも「アルコール依存症予備軍」かも。自己診断の方法は?

    10. 甘いもの、こってりしたものが欲しいとき。代わりに食べるといい食品5