朝ごはんを食べない、食べられないという話をよく聞きます。また、朝ごはんについては賛否両論あるようです。

朝起きて、顔を洗ったらすぐ朝ごはん、というのは、体がまだ起きていないので、確かにむずかしいと思います。また、体質的に朝ごはんを必要としない場合もあります。そんなふうにお腹が空いてもいないのに、「食べないと力が出ないから」という理由で無理に食べるのは、体の準備が整っていないので、体には負担になりえるので、朝ごはんは体に良くないものになるでしょう。

でも、朝少し早く起きて、顔を洗うかシャワーを浴びて、散歩やヨガをする。そうすると、体が徐々に起きてきますし、お腹もすいてきます。そんな状態で食べる朝ごはんは、体と心に滋養を与えるよきものになると思うのです。朝ごはんそのものが、いいものであるわけでも悪いものであるわけでもなく、食べ方と内容によると思うのです。朝ごはんは食べる/食べない、と決めずにお腹が空いていたら食べる、という自由さが必要だと思います。

どんな過ごし方をするかはそれぞれですが、少し早起きをして、体を動かして、軽めの朝食を食べる。そんなふうに1日をはじめるのは、心地がいいものです。毎日は難しくても週に1回でもいいので、そんな日を作って自分をいたわってあげるのはいかがでしょう。

今日食べたもの:キチュリ

滋養があって消化のいい豆とお米のお粥、キチュリは朝ごはんや夕ごはんの定番です。よく使うのは、消化にいいイエロームング豆。いろいろ豆を常備していたこともありますが、最近はこれにプラスして1、2種類に落ち着いています。

豆は豆の種類にもよりますが数時間〜ひと晩浸水させておきます。鍋に豆とお米を入れ、豆が柔らかくなるまで煮ます。玄米を使う場合には、豆を浸水させるときに一緒に水に浸けておきます。2人分で豆と米1/2カップずつ程度でしょうか。

フライパンに油(ギーだとコクが出ます)とマスタードシードを入れ、蓋をして火にかけてマスタードシードをはじけさせます。パチパチという音がしなくなったら、生姜のみじん切り、唐辛子、クミンシード、カレーリーフを加えます。香りが立ってきたら、ターメリック、ヒン、コリアンダー、シナモン少々、を加えます。香りが出たら、豆と米を茹でた鍋に油ごと加えます。塩、胡椒で味をととのえてできあがりです。

豆と米をベースに、スパイスなどの味付けはお好みで。婦人科系のお悩みがある方は、フェヌグリークを使うのもおすすめです。野菜をお好みで加えてもおいしいです。この日は、かぼちゃマッシュルームをプラスしました。

[【朝活!】陰ヨガ+アーユルヴェーダな朝ごはん]

ゆったりと筋膜&関節にアプローチする陰ヨガのクラスにアーユルヴェーダの考えに基づいてつくった朝ごはんが付くイベントを開催することになりました。朝食をとりながら、食べることについてのあれこれもお話したいと思っています。海の近くの隠れ家で週末の朝を心地よくスタートしてみませんか?

日時:2015年10月24日(土)08:00〜10:00
場所:かたせ家( 神奈川県 藤沢市片瀬4-16-13)
完全予約制。詳細はこちらをご確認ください。

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