お気に入りのお店の方に名前が覚えてもらえるのって、ほわっと温かい気持ちになれますよね。でもなかなかお目にかかるのが難しいのがシェフ。でも、そんなシェフとのコミュニケーションも楽しみたくなるレストランが西麻布にオープンしました。

「Chez TAKA」は、アメリカで広まったFarm To Tableという生産者から料理までを一貫してお皿の上に見せる料理を提示した第一人者で、エリザベス女王やマイケル・ジャクソンなど世界のセレブの舌を魅了してきた河合隆良シェフによる初めてのお店。

海外で活躍されてきた河合さんが、なぜ日本でお店を出そうと思ったのでしょうか？ 河合さんにとって、料理人として、自分のお店を持ちたいという夢は、どんなに成功を手にしても持ち続けていました。

「普通は大きなホテルの総料理長を務めるとそれで満足してしまうかも知れませんが、私は満足出来なかった。今回縁があって念願のお店がもてるのは、料理人としては嬉しい限りです。海外のレストランを食べ歩き、また高級レストランやホテルで働いた時の雰囲気が日本とあまりに違うと感じてきました。日本のお客様にも同じような雰囲気作りをしてあげたいと思っています。」

生産者や取引業者、職場の仲間とのネットワークを大切にした、心温まるフレンチは、カフェとは違うサードプレイスとして大切な人と一緒に美味しい思い出がつくれそう。Chez TAKA（タカさん家）の店名にあるように「我が家にきたような温かい雰囲気でお迎えしたい。」という河合さん。調理場を覗くことができて、シェフと会話をしながら食事を楽しめるシェフズテーブルは、シェフとの距離感もぐっと縮まりますよ。