太陽が真東から昇り、真西に沈む秋分を過ぎ、夜のほうが長くなっていきます。これからがいよいよ秋、ともいえます。果物や稲などがたわわに実るこの季節は、スポーツや学問、仕事、芸術などこれまでの成果が表れやすくもなります。自然界の実りの時機は、人の実りの時機でもあるのです。また、この時季に思っていることは、良くも悪くも現実化しやすいとも言われています。

さて、今の時季は、乾燥によるトラブルが増えがち。肌の乾燥を感じている方も多いかもしれません。そして、肌だけでなく、心もかさかさしがちなのがこの季節でもあります。どことなく安定しなかったり、不安になったり、イライラしたり……。

そんなときは、水分たっぷりで適度な油分を含む、温かいものを積極的に。また、十分に休息をとって、できるだけゆったりと過ごしましょう。瞑想も日常に取り入れたいところ。夏にぐっと落ちていた消化力も、だいぶ回復してきていると思います。夏は少食にしたいところでしたが、これからは、食欲を抑えず、おいしく感じるものを、おいしいと思える分、いただきます。さつまいもや栗、かぼちゃなど秋の味覚は、栄養価も高くておすすめです。

りんごもだいぶ出回るようになってきました。せっかくなので生でそのままいただきたいところですが、上記のような症状がある方は、焼きりんごやアップルパイなど、加熱調理をするのがいいかもしれません。

今日食べたもの:りんごとさつまいものレーズン煮

りんごさつまいもを煮たものは、おふくろの味のひとつ。妹がまだ小さい時、離乳食としてもつくっていて、それを私もいっしょに食べていました。これは、スパイスを使ってちょっとアレンジしたものです。

さつまいもを薄切りにして鍋に入れ、をひたひたに注ぎ、火にかけます。いちょう切りにしたりんごを加え、レーズンをたっぷり。りんごが透き通るまで弱火で加熱します。ギー(精製バター)シナモンカルダモンパウダーを加えてざっと混ぜてできあがり。あつあつを召し上がれ。

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