母から娘へ――。いつの間にか伝わっていくものがあります。家庭の味や家事の仕方、小さな習慣、ひいては考え方や生き方。
素材の持ち味を生かしたシンプルな料理と、美しいライフスタイルで私たちを魅了する料理研究家の有元葉子さん。
葉子さんから娘さんたちに、受け継がれていることとはどんなものでしょうか? 葉子さんと次女のくるみさんにうかがいました。
チャレンジしてあがいて、自分らしく生きる
葉子さんには、三人の娘さんがいらっしゃいます。皆さん仕事を持ち、それぞれの道を歩まれています。
料理やファッションにまつわる仕事をするくるみさんは、三姉妹でただ一人、かなりのアクティブ派。サーフィンやスノーボード、ロッククライミングまで楽しむ本格派です。くるみさん曰く、「仕事も趣味も、さらには洋服やインテリアの好みも三者三様」で、姉妹はあまり似ていないそう。
葉子さんも「本当に似ていないのよ!」と、くるみさんの傍らで笑います。
「家族だけれど一人ひとり違う人間なのだから、当然ですよね。それでいいと思うんです。オリジナリティのない生き方は、魅力的ではないでしょう? 私の人生ではなく、娘たちの人生だから、例えば何か進路を考えるようなときも、『こうしなさい』とか『これはダメ』とか、言ったことがないんです。自分で感じて、考えて、チャレンジしてあがいて、その人らしく生きる姿にこそ美しさがあると思うんです」(葉子さん)

五感に従い、本物を選ぶ
葉子さんは、自身も「何ごとも自分の五感で判断する」と言います。例えば、食材選び、料理道具、ファッション、インテリア、交遊関係、仕事――。
そういうところは「似ているみたい」と、くるみさん。
「物事を判断したり、どう見るかといった感性は、母から影響を受けていると思います。シンプルに言えば『自分にとって心地よいか、心地よくないか』で決めるということ。例えば洋服なら、お互い好きなテイストは違うけれど、母が選んだものの素材の心地よさやデザインの美しさは、やっぱり私も、いいな、本物だなって思うんです」(くるみさん)

葉子さんの著書でもたびたび見かける「本物」という言葉。お二人にとって、「本物」とは......?
「作り手の顔が見えるものでしょうか。また、自然の力や温かみを感じるものも、本物だな、と思います」(葉子さん・くるみさん)
お二人とも、見事に同じ答え。本物を感じる力、本物を見極める力は、母から娘にいつの間にか受け継がれていたもののひとつかもしれません。
母の姿が教えた料理の楽しさ
母と同じ料理の仕事についたくるみさん。葉子さんからさぞ仕込まれたのでは?
「実は料理を教わる、ということはあまりなくて(笑)。料理は母の姿を見て自然に覚えたという感じです。子どもの頃も、私たち姉妹が料理をするのは母が留守にしているときくらい。皆でつくって楽しかったのを覚えています」(くるみさん)
娘さんたちにとくに料理を教えることをしなかったのはなぜなのでしょうか?
「料理は食べることがいちばん大事だから、とくに教えなくてもいいのではないかしら。私も母から料理を習ったことはなく、お味見役ばかりで、ただひたすら食べて育ちましたから。それより、自分の人生を生きてほしい、と思っていたから、くるみが料理の仕事を始めたときは、『えっ、そうなの!?』ってびっくりしちゃったくらい(笑)」(葉子さん)
でもやはり、思い返せば、くるみさんも小さな頃から料理に興味があったよう。
「そういえばこの間、昔、母がくれた小さなナイフが出てきたんです。子どもの頃はこれでお料理をしたなぁって」(くるみさん)
葉子さんも「『くー(くるみ)ちゃんナイフ』ね。懐かしいわ!」と、目を細めます。葉子さんの背中はくるみさんに、料理の楽しさや面白さを自然と伝えていたのかもしれません。

思い出の味――葉子さんのツナサンド
この日、お二人がつくってくれたのは、くるみさんの思い出の味「ツナサンド」。
「10年以上も前ですが、家族でベトナム旅行に行く直前に私が体調を崩してしまって。何も食べられなくてフラフラになって、母に『旅行はキャンセルする』と電話をしたんです。そうしたら母が『とにかく空港に来なさい』って。なんとか空港に着いたら、母が手づくりのツナサンドを手渡してくれて。何も食べたくなかったはずなのに、あまりに美味しくて完食してしまって(笑)」(くるみさん)
そのあと急に元気が出て、旅行も楽しめたそう。
「食べたらなんとかなるんじゃないかと思って、『とにかく空港にいらっしゃい!』って、私が呼んだのよね(笑)」(葉子さん)
そんな会話をしながら、さすがの手際のよさで、サンドイッチはあっという間にできあがっていきます。

しっとりしたパンとパリパリとしたきゅうりの歯ごたえ。食感も楽しいサンドイッチは、シンプルなのにびっくりするほどの美味しさ!
「ポイントは、大きな塊のツナの缶詰を使うことね。それと、きゅうりやツナに混ぜる玉ねぎの水気はしっかり切ること。水っぽいサンドイッチほど、残念なものはないですから。それから、パンを重ねたら、重しでなじませるかわりにラップで均一にしっかり巻くといいのよ」(葉子さん)

ラップで巻くと重しを使うより均一に力がかかり、上手になじむとともに、時短にもなるそう。
「でも、娘に私のレシピを受け継いでほしいという考えはないんです。レシピは自らつくればいいのでは? 大切なのは素材選びをきちんとして、食べる時間を楽しむこと。それができていれば十分です」(葉子さん)
素材を吟味すればシンプルでも美味しく、食べる人が健やかになる一皿が生まれるーー。くるみさんにも、葉子さんの思いはしっかりと届いていました。
「やはり日々の料理にも、生産者の顔の見える野菜を使いたいですよね。そして母のように、食べる人が笑顔になるような料理をつくっていけたらいいですね」(くるみさん)
常に自分らしくあること、五感に素直になって「本物」を選ぶこと、料理への考え方ーー。お互いに「似ていない」と笑っていた母と娘。でもその根っこの部分には、とても大切な、豊かな生き方そのものが受け継がれているようです。
肌につけるものは、口に入れるものと同じ
ふだんお化粧はほとんどしないというお二人。ですが、「生産者の顔が見えるもの、自然の力や温かみを感じるもの」を選ぶライフスタイルを送るその肌は、内側から輝くようにつややかです。五感が喜ぶ「本物」を選択するという習慣は、人生を豊かにするだけでなく、肌という女性の美しさの基盤を支えてくれているようです。
「肌につけるものは、口に入れるものと同じ」という発想のもとにつくられている再春館製薬所のドモホルンリンクルは、まさに、そんな有元さん親子のライフスタイルに通じる基礎化粧品。安心・安全・効果への強いこだわりを持ち、開発員が人まかせにせず、生産者の「顔が見える」原料を求めて試行を重ね、常に進化し続けています。
製品に使われる天然由来の原料のほとんどは、できるだけ生産者と直接対話をして納得できるものを使用。人工の香料や着色料は一切使いません。力強い生命力が凝縮された自然由来の成分が肌のすみずみ(※1)まで届きます。
ドモホルンリンクルは、肌を素に戻す[準備3点]、ハリ、うるおいを与え肌力を底上げする[基本4点]、さらに紫外線から肌を守りながら、そのダメージケアまでをも後押しする[日中ケア]の全8点が全方位的に肌本来の力を引き出し、年齢や環境に左右されない、ゆらぎにくい肌を目指すという設計です。また、花や木などの天然のナチュラルな香りやテクスチャーはリラックス効果も高く、心地よい使用感をもたらします。

普段から肌本来の自然な美しさを大切にしているという葉子さんとくるみさん。今回、葉子さんはドモホルンリンクルを実際に試してみたといいます。
「私にはとってもいいみたい。肌に適度な潤いが生まれる感じがするの。普段から基礎化粧品は日本のものを使うようにしているんですよ」(葉子さん)
そんな感想を聞いて、「そうなの? 天然の成分でお肌にもよさそうですね」と、くるみさんも興味しんしん。
今年41年目を迎えるロングセラーのスキンケアブランド、ドモホルンリンクルは、生産者の顔が見える自然由来の原料を用い、香りも使い心地も、そして効果も、使うたびに五感が喜ぶ、まさに有元さん母娘の話す「本物」という考え方に近い基礎化粧品です。ドモホルンリンクルの94.5%(※2)という高いリピート率は、それだけ「長く使い続けたい」「一度使ったら手放せない」と思う人が多いということの表れなのかもしれません。
また、母から娘に伝えられながら、二世代、三世代で長く愛用されることも多いそう。そのエピソードも、有元さん母娘の姿と重なります。
本物を選び、楽しみながら使い続ける。葉子さんとくるみさん、母から娘に受け継がれたスタイルは、これからも変わらず続いていきます。
有元葉子:料理研究家。雑誌編集者を経て、家庭を持ったことをきっかけに、家事や料理のおもしろさに目覚める。現在は東京だけでなくイタリア生活も長く、世界を飛び回りながら、よりよい暮らしの提案を続けている。著作多数。
有元くるみ:料理家。高校生2児の母。神奈川・葉山でのカフェ&ショップ経営などを経て、この4月から自然あふれる高知県に在住。旅+食にまつわる記事の執筆などでも幅広く活躍。現在全日空の機内誌「翼の王国」で執筆中。
>>ドモホルンリンクル全8点を、朝晩3日間じっくり試せる「無料お試しセット」の体験はこちら
[再春館製薬所]
撮影/小禄慎一郎(OWL) 取材・文/斎藤規子
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