ちょうど今から一年ほど前、ギズモード・ジャパンに掲載された記事「IKEAの新たな方向性、街中に店舗オープン」はご覧になられたでしょうか?
要約すると......IKEAといえば郊外にあり、車で行くところというのが従来のパターン。それを今回あらたな試みとして、ドイツのハンブルク市に都市型店舗を新オープン。これは今後のIKEAのゆくえを握る店舗となる。というものでした。
さて筆者、じつは自宅がこの店舗のすぐ近くで、まさにターゲットとなる「徒歩、自転車で来れる人」。10日に一度は足を運ぶ、かなりのリピーターでもあります。そこで、オープンから1年がたった今、都市型ならではの特徴や現在のようすをお伝えします。
歩行者天国の商店街にIKEA!?
まずはロケーション。店舗は駅から徒歩5分ほどのところ、いつもひとで賑わう商店街の並びにあります。IKEAの代名詞ともいえる広大な敷地と駐車場はな い代わりに、正面には駐輪スペースが設置され、外装はガラス張り。通りからは内側のディスプレイやレストランでの食事風景が見えるデザインです。
内部は建物の1階から3階部分が買い物フロア、その上が駐車場となっていて、客の導線は「下から上へ」のスタイル。そのためIKEAならではの倉庫(セルフサービスエリア)や食料品売り場も最上階、ショッピングカートの上り専用のエスカレーターもあったりして、ちょっとおもしろいつくりになっているのが特徴です。
サイズは通常店舗に比べ25%ほど縮小されているそうですが、特に何が足りないということはなく、ソファやベッドなどの大型家具もちゃんと揃っています。ただ、買い物している人たちを観察していると、インテリア小物などの「自分の手で持って帰れるもの」を買っている人が多い印象。みなさん大きいものを買うときは車で郊外へ、というふうに使い分けているのかもしれません。
その他の店舗と同じく、レストランももちろんあるのですが、この店舗ならではなのがCAFE。ちょっとした軽食やドリンク類をリーズナブルな価格で楽しめます。メニューには定番のホットドッグのほか、ドーナツやワッフルなどの甘いもの、ベジタリアン向けには大豆ソーセージのベジドッグも。スタンディング席と椅子席が、店内と通りに面したテラス席両方に用意されています。CAFE専用の入り口が店舗の入り口とは別にあるので、外を歩いていて疲れたときなどに立ち寄りやすく、テラス席の寝椅子でのんびりとくつろいでいるひとも見かけました。
ちょっとお茶飲みにIKEAへ
都市型店舗の魅力はやはり、ふと思い立ったときにすぐ来れることかな、と思います。郊外だとどうしても、土日に車で(混雑と渋滞覚悟で!)なのでちょっと気合いが必要ですが、街の中にあればデパートにぶらぶらしに行く感覚で行けるのためとっても気軽。こまごましたものだけを買いたいとき、インテリアのインスピレーションが欲しいとき、あるいはちょっとお散歩がてら、ふらりと立ち寄れるこのIKEAはとても重宝しています。
いつか東京のまんなかにもこんな都市型が進出したら、平日のランチタイムはIKEAでホットドッグとシナモンロール、なんてことにもなるかもしれませんね。[GIZMODO,IKEA Hamburg-Altona]
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