暑い季節は食欲が落ちて料理のモチベーションも下がりがちです。そんな季節にぜひ、冷蔵庫にストックしておきたいのがさっぱり食べられる鎌倉ピクルス

鎌倉野菜工房では、鎌倉出身のオーナーが鎌倉野菜の存在をもっとアピールしようと地元産の旬な野菜を使ったピクルスを製造販売しています。

ジャーのなかに、野菜がぎっしり

150818pickles_10.jpgぎっしりと7種類の野菜が詰まった「薬膳ピクルス」(左・2,000円)。取り出すのが大変なくらいに隙間がなく、丁寧に詰められているのがわかります。

クコの実や八角が入った、見るからにからだに良さそうな「薬膳ピクルス」は女性に一番人気。酢はもともとからだを温める効果がある上に生姜やニンニクも入っていて、夏バテ対策にもぴったり小さい玉ねぎのペコロスやカリフラワーなど食べるのがもったいなくなる可愛さです。

鎌倉産のカブ、黄人参、大根など6種類の野菜が入った「いろいろ野菜」(右・1,500円)。昆布だしを使っているので酸味が抑えられていてピクルス液はマイルド。あまりの美味しさに思わず飲んでしまう人もいるのだとか。

ピクルスを使った、夏のさっぱりレシピ

150804pickles_04.jpg「いろいろ野菜」を使ったレシピをひとつ。野菜の旨味も加わったピクルス液に三枚におろした鯖を漬け込みます。ピクルスを細かくみじん切りにして、ピクルス液と一緒にご飯と混ぜて酢飯を作ります。酢飯と鯖を盛り付けたら「即席ちらし寿司」の出来上がり。

夏のさっぱりご飯はピクルス液の最後まで食べ尽くしたくなる格別の美味しさです。

彩りもあざやかな鎌倉野菜

カラフルなものが多い鎌倉野菜。なかでも湘南レッド(左・780円)、コリンキー(右・780円)はひときわ、目を引きます。湘南レッドは赤紫色のたまねぎ。「コリンキー」は生で食べられる黄色いかぼちゃ。

150818pickles_03.jpg湘南レッドはワインビネガー、コリンキーはアップルビネガーと野菜との相性を考えてベースになるビネガーを使い分けるこだわりレシピ。また、小ぶりな瓶の食べ切りサイズでお値段もお手頃です。

鎌倉野菜工房の直営店は小町通りと若宮大路に挟まれた比較的、観光客が少ない路地にあり、散策するのにうってつけのエリア。店内では試食もできるのでじっくり好みピクルスを選ぶことができます。

季節ごとに旬の野菜が収穫されているので一年中、さまざまな種類のピクルスが登場し、飽きることがありません開店から4年経った現在も地元の常連さんや観光客に大好評の鎌倉メイドのお店なのです。

※ 表記価格は全て税別です。

鎌倉野菜工房 電話:0467-55-9628 住所:神奈川県鎌倉市小町2-12-27 鶴ケ岡会館1F 25A 営業時間:11:00〜19:00 定休日なし

[鎌倉ピクルス,鎌倉野菜工房]

(写真・スタイリング・料理・文/石黒美穂子)

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