20150730_077_1.jpg暑い日が続き、夏バテ気味な方もいらっしゃるかもしれません。この季節は辛いものや酸っぱいもの(梅干しはOKです)、塩辛いもの、揚げ物、アルコール類は避けて、自然な甘さのものをとるようにします。おすすめ食材は冬瓜やすいか、きゅうりなどの夏ならではのひんやりとした野菜ごはんなどの穀物類です。

軽くて消化のいい食事にします。ごはんが重くて食べられない時には、冷や汁にしたり、そうめんやうどんにしたり。それもちょっと……というときには甘酒(酒粕ではなく麹でつくったもの)を。甘酒は冬の飲み物のようなイメージがありますが、実は夏バテ対策のもの。飲む点滴とも言われるほど栄養も満点です。

消化力が落ちて毒素がたまってしまうことや、穀物類を食べないことは夏バテを招いてしまいます。きちんとごはんを食べられるように、水分補給は、常温の水や麦茶などに。また、消化を助けるスパイスを上手に取り入れます。おすすめは、生姜。特に、そうめんや冷や奴など、冷たいものを食べるときには必ず生姜をそえましょう。前回ご紹介した紫蘇(シソ)も積極的に取り入れたいもののひとつ。好き嫌いが分かれますが、コリアンダー(パクチー)も夏におすすめのハーブです。

今日食べたもの:冬瓜のココナッツミルク麺

大好きなレストランのひとつ、鎌倉にある湘南倶楽部。こちらのレシピ本「8:2」(A NEW PERSPECTIVE刊)を参考につくりました。野菜がメインで簡単なのに、見栄えのするレシピが満載です。

鍋に菜種油生姜のみじん切りを入れて熱し、香りが出たら適当なサイズに切った冬瓜えのき油揚げを加えて炒めます。冬瓜がしんなりしたらだし汁を加えてコトコト。冬瓜が柔らかく煮えたら、ココナッツミルクを加え、塩で味をととのえます。茹でた冷や麦にかけていただきます。

冬瓜を煮た料理は、あたたかいのに体の熱をさーっととってくれる感じがします。夏の弱った体に滋養も与えるので積極的にとりたい野菜のひとつです。

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