人間の美しさとは、けして外見だけで量れるものではありません。真に美しい人は、自然と調和のとれた美しい生き方を選んでいるものです。そんな「美しい人」の代表格、オードリー・ヘップバーンが、どのような食生活を送っていたのか知りたいと思いました。先日、オードリーの息子であるルカ・ドッティ氏が執筆した書籍『Audrey at Home』が発売されました。本のなかで、ルカ氏は母親としてのオードリーの日常をありのままに紹介しています。そのなかから、オードリーの美しさの秘訣ともいえる項目をピックアップしてみます。
たくさん水を飲む
いまでこそ、水をたくさん飲むことは美容と健康にはかかせない常識ですが、オードリーはこちらを先駆けて実践していたようです。
「ほんとうに彼女の頭は、たくさんの水を飲むことと、たくさんの野菜をたべることばかりでした」
(「BAZAAR」より意訳引用)
ちなみに、野菜の鮮度にもこだわっていたようで、地元で採れた新鮮な旬の野菜ばかり食べていたとか。
お肉はあまり食べない、そのぶん野菜と果物を
オードリーはベジタリアンではありませんでしたが、お肉は少量しか食べませんでした。
「彼女の食事の80パーセントはフルーツと野菜でした」
(「BAZAAR」より意訳引用)
セミベジタリアンとでも言うのでしょうか? 伝統的な和食もお肉は少なめですから、野菜8割の食べ方は日本人にも合うような気がします。ベジタリアンになろうとして挫折した人も、これなら実践できそうです。
なかでも、じゃがいもは重要
「彼女にとって、じゃがいもはとても、とても重要な食べ物でした」
(「BAZAAR」より意訳引用)
彼女の母親がオランダ人で、オードリー自身もオランダで暮らしたことがあるせいか、主食であるじゃがいもは食卓にはかかせなかったようです。彼女が大のパスタ好きだったことは先日の記事でお伝えしましたが、じゃがいもとはこれまた意外です。贅沢な食生活を好まなかった彼女の性格が伺えます。
ささいなことを楽しむ
オードリーの美しさの秘密は食事だけではありません。
「彼女はまるで少女のような感性の持ち主でした」
(「BAZAAR」より意訳引用)
好奇心旺盛で、ちょっとした発見をしては大はしゃぎしていたとか。女優やユニセフの親善大使としてあらゆる経験をしながら、小さなことで喜ぶ感覚を忘れないでいること。魅力的な人間がもつ才能のひとつではないでしょうか。
歳をとることを怖がらない
最後に、大切な心構えをひとつ。オードリーは歳をとることに前向きでした。
「もちろん、シワや白髪について文句を言っていましたが、歳をとってからの人生を本当に楽しんでいました」
(「BAZAAR」より意訳引用)
現在のハリウッドでは、整形をしないでいる女優が話題になるくらいですが、オードリーは自然な変化を受け入れていました。もちろん、当時は現代のような整形技術はありませんでしたが、あったとしても、きっとオードリーは興味をもたなかったでしょう。年齢を重ねたオードリーからも、変わらずに美しい印象を受けるのは、そんな彼女の内面によるものかもしれません。
オードリーの大女優らしからぬ気取らない日常は、人生を美しく生きるための大切なポイントを教えてくれます。
余談ですが、彼女がスイスに引っ越しをしたとき、街中の人は高級車に乗ってくる姿を一目見ようと集まっていました。すると、なんと彼女は引っ越しのトラックの助手席にちょこんと座ってやってきたそうです。この話を聞いて、「さすがはオードリー」と思わず笑みをこぼしてしまいました。
[BAZAAR]
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