150707_kiko_1.jpg沖縄は夏本番朝は日の出とともに、いろんな種類の蝉が大合唱していますシュワシュワ、ジージー、ジャガジャガ……。

そんな声に掻き立てられるかのように、大量の洗濯物を洗って干して、また洗って干して。そうやってせかせか動いているうちに午前中は終了してしまいます。

先日、村の保健師さんが字の区長さんとやってきて、赤ん坊の3ヶ月検診をしてくれました。あっという間に100日を迎え、体重は6,500グラム。平均すると1日に35グラムずつ増えている、とのことです。(オクラ2本分くらいでしょうか?)

成長の過程が見えるんじゃないか! というくらいぐんぐん大きくなり、うれしいことに声をたてて笑うようにもなりました

150707_kiko_2.jpg「赤ちゃんはほんとうにかわいいですね〜」といいながら、ふわっと赤ん坊を抱き上げる区長さん。さすがお孫さんが11人もいらっしゃるだけあって抱っこが手慣れています。わたしに抱かれるより心地いいのか、区長さんの腕のなかで気がついたら眠っている赤ん坊……。

区長さんは、わたしの母くらいの年齢です。物腰やわらかでとても聞き上手なので、公民館にはいつも村の人たちがゆんたく(おしゃべり)しにきています。わたしも何かあると、まるで駆け込み寺のように区長さんのところへ行っては、いろいろと相談に乗ってもらっています。近所付き合い、学校のこと、子どものこと……。

小さな集落にはそれなりに秩序があり、都会のようにたくさん人がいれば薄まることでも、人口がうんと少ないこの地域では、なにかひとつ行動を起こすと目立ってしまいがち。きっと、都会から遠く離れて田舎暮らしをしている方もたくさんいるでしょう。この先もどんどん増えていくんじゃないかなぁと思います。

田舎暮らしはいいところもたくさん。たいへんなところもたくさん。丸ごとぜんぶ受け止めて、そのなかで何ができるのでしょうか。

さて、明日も子どもたちの学び舎(寺子屋)です。教育の選択のために大人がやれることは、子どもたちの意思を汲んであげること。ほんとうにそれしかないなぁと思います。

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