20150708_azuki_1.jpg暑い、だるい、なんだか不調。毎年夏がくるたび、あたりまえのように受け入れてきた体調変化ですが、これを中医学的に解釈すると、どうやらこういうことらしいのです。

不調の原因は「暑邪」と「湿邪」だった

気候変化が私達の身体の適応力を超えた場合、季節の気候そのものが疾病を引き起こす一因である「邪気」(じゃき)に変化すると考えます。特に、暑い季節の邪気を「暑邪」(しょじゃ)と呼びます。暑邪による身体の変化としては、体が熱くなる・多汗・口渇・脱力感などが現れます。(中略)

更にこの暑邪の特徴の一つとして、湿気の邪気である「湿邪」(しつじゃ)を伴いやすいと考えられており、夏は「暑邪」と「湿邪」に悩まされるシーズンに突入するのです。湿邪による身体の変化は手足の倦怠感・吐き気・下痢など。

ikanpoより引用)

つまり、身体の適応力を超えない程度の暑さと湿度ならば問題ないわけです。けれど、年々熱帯化しているような現状ではそういうわけにもいきません。夏の間じゅう、避暑地で休暇なんて非現実的だし、かといって24時間エアコンの効いた快適なところにいるのも無理な話。ではどのようにして、「暑邪」と「湿邪」対策をすればよいのでしょうか?

注目の食材は、小豆

小豆には、

・暑邪による熱を冷まし(清熱)
・湿邪を取り除く(利水・滲湿)

という性質があるのだそう。また、小豆には疲労回復効果も期待できるようで、

小豆を摂取することでビタミンB1が摂れるため、糖質の代謝が促進されるので疲労を回復する効果があるといえます。同様の作用により夏場に摂取することで夏バテにも効果的です。

わかさ生活より引用)

食べ物で体にためこんでしまった熱と水分を適度に取り除くことなら、自分でもできそうです。夏になるとどうしても、冷たくて口当たりの良いアイスやプリンなどのおやつがおいしく感じられますが、どうせおやつを食べるなら「甘さ控えめの粒あんおやつ!」と覚えておいて損はないかもしれません。

[ikanpo, わかさ生活]

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