20150703_siso_1.jpg梅しごとが終わると、つぎの楽しみは、赤シソしごとです。漢方薬として用いられるほど薬効成分の高い赤シソでつくる美味しいジュース。じつは驚くほど簡単にできます。

赤シソは栄養満点&効能満点

シソの葉は「蘇葉」と書き、「人を蘇らせる葉」という意味といわれています。赤シソには必須脂肪酸であるα-リノレン酸や、ビタミンB1・B2・C・E、鉄分、カルシウム、カロチン、ルテオリン、ペリルアルデヒドといった栄養素が含まれています。

とくに花粉シーズンではアレルギー予防効果が注目されますが、これからの季節は疲労回復効果や、食中毒予防、食欲増進といった効果も。ほかにも血液サラサラ効果、貧血予防、抗酸化作用といったたくさんの効果効能が期待されている食材です。そこでカラダにうれしい簡単赤シソジュースのつくりかたをご紹介します。

赤シソジュースのつくりかた

<材料>
赤シソの葉 400~500g
水 1.8~2リットル
酢 300cc お好みで分量を調整(レモン果汁の場合3個分程度)
砂糖 500~800g程度 お好みで分量を調整
  (三温糖や甜菜糖でもOK)

<作り方>
1.洗って水を切ったシソの葉を、沸かしたお湯の中に入れ、赤シソの色が抜けて青くなるまで煮出す(30分程度)
2.アクが浮いてくるので何回すくい取り、お酢と三温糖を入れる。
3.布などでこしながら、熱いうちにビン詰めして保存。飲むときに、2~4倍に水や炭酸水で薄める。

スーパーで市販されているものは茎込みで300~350gが主流でしょうか。その場合、茎をとると200~250gほどなりますので、上記は2袋分のレシピになります。砂糖や酢の分量はお好みで調整してください。

酵素が生きている赤シソ酵素シロップ

生きたままの酵素がほしい場合は、非加熱の赤シソ酵素ジュースがおすすめ。私は赤シソを洗って干し、乾いた赤シソと同じか1.1倍くらいの重さの砂糖(甜菜糖などでもOK)でかき混ぜてつくります。数日間毎日かき混ぜ、発酵して泡がでてきたら、漉してできたシロップを水や炭酸水で薄めていただきます(発酵ガスで膨脹するので密封はNG!)。

砂糖とまぜて寝かすだけでできる赤シソ酵素シロップと、煮て甘みと酸味を加えるだけで完成の赤シソジュース。今が旬の赤シソをおいしくいただき、盛夏の暑さにそなえたいと思います。

[里山農場]

juice photo by shutterstock

Ranking

RELATED ARTICLES