こまった、ちっとも仕事が進まない……。

キーボードを打つ手がふと止まり、突然「思考停止」におちいってしまうことがあります。経験上、これは危険なサイン。そんなときは、いさぎよくパソコンの前を立って、コーヒーを1杯淹れることにしています。

最近はまっているのは、カプセルに入ったコーヒーを専用マシンで抽出する「ネスプレッソ」を使って、ちょっとカフェ風にアレンジしたアイスコーヒーを作ること。「グラン・クリュ」と呼ばれるこのカプセルは、カラフルなので見ているだけでも楽しい気持ちになります。

世界各地のコーヒーの個性的な香りが引き立つように、合わせるフレーバーもひと工夫。かんたんなのに素敵においしくできるから、気分転換にぴったり! 不思議と仕事もはかどるんです。

おうちでかんたん! カフェ風コーヒーレシピ

<きれいな3層をつくるのが楽しい「チョコ・マッキャート」>

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「フォルティシオ・ルンゴ」の香ばしい麦芽のような香りが、チョコレートと相性抜群。そーっとていねいに注いで、きれいな3層をつくるのがコツです。

◎材料

フォルティシオ・ルンゴ」(カプセルコーヒー)…1個、チョコレートシロップ…20ml、牛乳…200ml、泡立てた生クリーム…適量、削ったチョコレート…適量

◎作り方1.グラスの底にチョコレートソースを注ぎ、その上に、ゆっくりと牛乳を注ぐ。

2.マシンの「ルンゴ」ボタンを押して抽出した、110mlの「フォルティシオ・ルンゴ」を小さな容器に入れ、牛乳と混ざらないよう、ゆっくりとグラスに注ぐ。

3.泡立てた生クリームを上にのせ、削ったチョコレートを振りかける。

<レモン風味が新鮮な「カイピリーニャ・コーヒー」>

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一度試したらやみつきになった、ブラジル風のレモンコーヒー。暑い夏にぴったりの爽やかさです。

◎材料

コズイー」(カプセルコーヒー)…1個、グリーンレモン…2個、砂糖…適量、レモンジュース…適量、砕いた氷…適量

◎作り方

1.レモンを刻み、刻んだレモンと砂糖を広口瓶に入れ、混ぜたら冷蔵庫で冷やしておく。

2.1で作った砂糖漬けレモン小さじ1杯と、レモンジュース小さじ1杯をグラスに入れる。
3.「コズイー」をエスプレッソ(40ml)で抽出する。グラスいっぱいに砕いた氷を入れ、エスプレッソをゆっくりと上から注ぐ。

<基本こそおいしく飲みたい「アイスラテ」>

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おうちでていねいに作ったアイスラテは、カフェ顔負けのおいしさ。ゴクゴク飲むのが最高のしあわせです。

◎材料お好みの「グラン・クリュ」(カプセルコーヒー)…2個、氷…4~5個、牛乳…50~60ml

◎作り方

1.「グラン・クリュ」カプセルを2個使って、カップにエスプレッソ(40ml×2)で抽出する。※おすすめのカプセルコーヒーは「アルペジオ」「リストレット」「インドリヤ」。ルンゴコーヒー(110ml)1個でも可。ルンゴのオススメは「フォルティシオ・ルンゴ」。
2.グラスに氷と冷たい牛乳を入れる。
3.その上からエスプレッソをゆっくりと注ぎ入れる。

1杯のコーヒーがくれる、しあわせの時間

どのレシピも、かんたんにできるものばかり。削ったチョコレートを散らしたり、ミルクとコーヒーをそっと混ぜたり。そんな作業に集中していると、心のコリがほぐれるような気がします。

忙しさに追われるように過ごすのではなく、意識してコーヒーブレイクを楽しむことで、1日がもっとハッピーに変わるはず。そして、じつは今わたしの目の前にある1杯のコーヒーが、地球や、地球の裏側の人たちもハッピーにしているらしいのです。その秘密が、ネスプレッソの「Positive Cup(ポジティブカップ)」という取組みです。

ネスプレッソの色とりどりの宝石のようなカプセルには、世界で生産されるコーヒーのうち上位1~2%しか適さないという、高品質なコーヒーがつまっています。これほどクオリティの高いコーヒー豆を、将来にわたって長く着実に入手するのは、とても難しいこと。

そのためには環境にやさしく、サステイナブルなコーヒーをつくり、生産者の生活も高めていかなくては――。そうした想いから始まったのが、「AAA サステイナブル・クオリティ™プログラム」です。

3つの「A」が目指すもの

「AAA(トリプルエー)プログラム」の「A」は、Aクラスという意味。ひとつめの「A」が表すものは、「品質」。品質の良いコーヒー豆をつくるには、効果的な育てかたはもちろん、農園の管理のしかたも学ぶ必要があります。そこでネスプレッソが行ったのが、ワークショップ。

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農学者たちと一緒になって、農園を流れる水の水質をコントロールしたり、帳簿のつけかたを工夫したり、生ごみをコンポストで処理するシステムを作ったり――。その結果ネスプレッソにふさわしい高品質のコーヒー豆を、多くの農家が順調に生産できるようになりました。

続くふたつめの「A」は、「持続可能性」。環境や社会について厳しい基準を設定し、生産者の意識を高めようという試みです。

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この考えは、自然からの恩恵をただ受けるのではなく、緑豊かな自然を守りながら暮らそうというもの。そのため、ネスプレッソの農園では、樹木を植え、その木の下でコーヒー豆を栽培する森林農業というものを取り入れています。しかも、コーヒーは日陰で育てたほうがいいものができるのだとか。「以前は見なかった鳥が遊びにくるようになった」と、コーヒー農家の人が驚くほどです。

そして最後の「A」は、「生産性」。農家の収入を増やすには、生産性を上げ、コストを削減させることが大切ですが、個人で簡単にできることではありません。

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でも、環境問題に取り組むNGOなど、多彩なパートナー団体と協働する「AAAプログラム」なら、実践的な技術援助や農業トレーニングを行うことができます。

みんながハッピーになれるコーヒー

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2003年のスタート以来、ネスプレッソと農家の人々が、一丸となって取り組んでいる「AAAプログラム」。その成果として、豊かで繊細な味わいをもつサステイナブルなコーヒー豆の生産が増えてきています。またネスプレッソでは、「AAAプログラム」の厳しい基準をクリアしたコーヒー豆を、市場価格より30~40%ほど高い値段で購入しているのだとか。

2014年にはコロンビアで、小規模コーヒー農家向けの初の退職金制度「AAAフューチャー・ファーマー・プログラム」が、フェアトレード、コロンビア政府、農業協同組合とともに立ち上げられました。農家の暮らしにはゆとりが生まれ、地域の若い世代の意識も、たしかに変わり始めているといいます。

ネスプレッソが思い描く「ポジティブカップ」は、「みんながハッピーになれるコーヒー」ということ。1杯のコーヒーが、飲む人はもちろん、つくる人にも、地球にもうれしい未来につながっているんですね。

長い長い旅をして、わたしのもとに来てくれた希望の味。大切に味わって、さあ私ももうひと仕事、がんばろうと思います。

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