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近所の男の子たちの間で、スケートボードが流行っているとはいえ、うちの周りはジャングルだから、スケボーするには坂を登って団地の方まで行かないと滑れない。

団地には手作りのランページ(急斜面を滑る遊具)があり、そこで子どもたちはジャージャーと、まるで電車が通過するときのような音を響かせて盛んに滑っている。その音は、高架下を思い出させ、赤提灯で一杯引っ掛けますか的な気分になる

メンバーのひとりがスケボーで骨折した。完治まで約1ヶ月。周りもなんとなく自粛モードになり、そこで登場したのが、通称「指スケ」

長さ5cmくらのミニチュアスケボーだ。それを指で巧みに操って遊ぶ。見てるといとも簡単そうなのに、実際やってみると難易度が高い。ちっとも出来ない

技もいろいろあって、聞きなれない横文字がついた技を披露してくれる。「これはね、イメトレになるんだよ!」と、息子が言った。なるほどー。

そしてとうとう、指スケ用の「パーク」まで作ってしまった

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男の子たちがこのパークを囲んで、「おお!」とか「惜しい!」とか言いながら夢中になっている。ついには娘まで「指スケ買う」と言い、自分のおこづかいでそれを購入し、好きなシールを貼ってカスタムしている。そんな娘も、けっこう上手い。

高江に住む小学生の男の子8人のうち、7人がスケボーにはまっている。それくらい流行っているものだから、とうとう小学校に「スケボー部」なるものもできたようだ。ただ、なにかと誓約があるので、(安全面に気をつかうのは当然だけど、スケボーするなら学校に来ること、などの交換条件もある)ストリートをベースとするスケボー精神とはいささか相反するような……。

まぁ、わたしもスケボーカルチャーなんてまったく知らなかったので、これからYoutubeを見たり、本を読んだり、街に出てスケボーニィニィ達を観察してみよう。もちろん足元はVANSで!

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