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6月2日は06(オム)02(レツ)で「オムレツ」の日。栄養バランスが優れたたまごで愛情を包み込んだ料理であるオムレツを通じ、家族愛と健康を育む日」として制定されたそう。

どんなオムレツが好き?

プレーン、具入り、中はとろとろ派、しっかり焼きたい派。ジャガイモや玉ねぎがたっぷり入ったスペイン風のオムレツ「トルティージャ(スパニッシュオムレツ)」がいちばん好き!という人もいるかもしれませんね。でも世界には、まだまだおいしそうなオムレツがたくさんあるんです。

オムレツで世界一周の旅へ

メネメン(トルコ)

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トルコの家庭では、朝食やブランチの定番。たっぷりのトマトと青唐辛子、玉ねぎ、にんにくなどの香味野菜を炒め、卵でとじたもの。半熟とろとろの状態で火からおろし、ちぎったパンにのせていただきます。

オーアーチェン・牡蠣オムレツ(台湾)

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台湾の夜市へ行けば必ず見かける、台湾を代表するソウルフード。台湾の交通部観光局が実施した「人気の台湾屋台グルメ」ランキングでも1位に輝いたことがあるほど。牡蠣と葉物野菜が入ったオムレツで、独特の甘辛ソースをかけていただきます。

カイ ヤッサイ(タイ)

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カイとは「卵」、ヤッサイとは「入れる」とか「包み込む」といった意味。その名のとおり、炒めて味を付けたひき肉、野菜を錦糸卵のように薄く焼いた卵で包んだもの。四角く包むのが特徴で、パクチーは一緒に炒めても、あとから飾っても。家庭料理の代表。

モン・サン=ミシェル「ラ・メール・プラール」のオムレツ(フランス)

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1888年、モン・サン=ミシェルに訪れる巡礼者の人々の為に、宿屋を開業したことから始まったオーベルジュ「ラ・メール・プラール」。ここで提供される有名な伝統料理が、このメレンゲ風のふわふわで大きなオムレツ。創業当時のように、薪を燃やして調理されるそう。

そして、このオムレツにはこんなストーリーも……

プラール夫人は、干潮時を利用して徒歩あるいは馬や馬車でモン・サン=ミシェルの湾を渡り、昼夜問わず訪れていた旅行者を城壁の間から観察しながら、有名なオムレツのレシピを考案しました。訪問客の体を温め、元気づけるために大きな暖炉の火は絶やさないように心掛け、リクエストに応じてあの素晴らしいオムレツを作っていたのです。

(Le Mont-Saint-Michelより引用)

ひとくちにオムレツといっても、国によって使う素材に特徴があったり、焼き方が違ったりとさまざまなのですね。6月2日のオムレツの日、せっかくの機会なのでいつもとは違うオムレツを試してみるのもいいかも。どんなオムレツをいただくか、心はもう決まりましたか?

[オムレツの日]

Omelet, MenemenOyster omeletKhai yat sai via Shutterstock, la mere poulard image via flickr

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