20141219_brodo_1.jpgニューヨークで、今冬の新しいトレンドとされているのが、ビーフやチキンの骨を煮込んだスープ。骨から出たたくさんのエキスが入ったスープを、コーヒーカップですすっているニューヨーカーが急増しているのです。

NYでブームの煮込みスープ

先日、ニューヨークで骨を煮込んだスープのテイクアウト専門窓口「Brodo」がオープンしました。Brodoではオーガニックで牧草飼育のビーフとチキンの骨から取ったスープをコーヒーカップに入れて販売。テイクアウト用にメイソンジャーに入れたものも購入できます。

具だくさんのスープはこれまでも人気がありましたが、骨を煮込んだスープをカップにいれてコーヒーのようにすするというのは新しい発想。このスープに関して、こんな意見も。

ウェルネスの世界では、流行りそうです。いま骨を煮込んだスープは本格的にブームになりつつあります。このスープは、マグネシウム、カリウム、カルシウム、アミノ酸やコラーゲンなどの栄養を摂取できて、腸の健康促進や炎症抑制効果も期待できます。

(「Well and Good」より引用)

美肌効果も期待

さらに、このスープには美肌効果もあるようです。マンハッタンでなかなか予約が取れないことで知られる人気スパを経営するJulia Marchは、美肌には化粧品でも、マッサージでもなくスープがいちばんだと言います。

骨を煮込んだスープは肌の細胞に栄養を与えるミネラルを含んでいます。またミネラルは体内の炎症を抑え、その結果顔にも同様の効果があります。

(「Well and Good」より引用)

栄養分をたっぷり含んでいるこのスープを、自宅でも簡単につくれるレシピを「Well and Good」からご紹介します。

<材料>
オーガニックで牧草飼育の牛のテールとモモの骨(どちらか一方でも。骨に肉がついていても可)   約1.5〜2kg
ショウガ 5cm程度のものを厚めの輪切
玉ネギ  2〜3個を厚めのスライス
ネギの白い部分 3〜5本(緑の部分は仕上げにちらす)
シアントロ、パセリ、タイム、ローズマリーなど好みのハーブ 1/4〜1/2カップ
ココナッツオイルもしくはゴマ油 大さじ1
ローリエの葉 3〜4枚
リンゴ酢もしくはココナッツ酢 1/4カップ(骨に含まれたミネラルがスープにとけ出すのを助ける)
シーソルト
刻んだセロリとガーリックをお好みで

<つくり方>
大きめの鍋に骨が全てカバーされるほど水を入れて火にかけます。アクを取るため10分ほど火にかけて鍋の水を捨てます。浄水した水約5.5〜7.5リットル、ジンジャー、ネギ、玉ねぎ、リンゴ酢を加えて一度沸騰させた後、火を弱めて表面に浮いた脂肪やカスを取りながら6時間から8時間煮込みます。必要に応じて水を加えて下さい。最後の30分でオイルを加え、残り15分から5分でハーブを加えます(固さに応じてローズマリーは先に、パセリは最後に加えます)。さらに火を止める直前に塩を加えて味を整えます。

スープが冷めたら、密封できる容器に入れて冷蔵庫で保存します。脂肪が固まってきたら取り除いてスープの部分を楽しんで下さい(ゼラチンの部分を食べることも出来ます)。

(「Well and Good」より引用)

製氷器で凍らせれば、より長く保存できますし、穀物やパスタを煮込めば、忙しいときでも簡単に一品つくれて便利です。私も最近では自宅で骨付きチキンを食べた際には、その骨をとっておいてスープに使っています。これからの季節はカラダが冷えるので、冷えたときや小腹が空いたときに取りいれていきたいと思います。

Well and Good

soup photo via shutterstock

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