地球にたったひとつしかない｢星｣のパン屋さん

左が店長のずんこさん、となりが大親友のななえさん。ふたりの笑顔にも癒されます。

みなさん、こんにちは。アストロ・コミュニケーターの景山えりかです。

これまで、星や宇宙をテーマにしたカフェやスイーツ、アクセサリーなど、いろいろと紹介してきましたが、ついにパン屋さんが開店したという情報をキャッチ。パンが大好きな私としては、待ってました！ とばかりに早速行ってきました。店名はズバリ｢星パン屋｣です。

店内、パンすべて｢星｣がテーマのパン屋さん

根岸なつかし公園旧柳下邸のとなりにある坂道を上ったところに、ひっそりとたたずむ星パン屋。土星をモチーフにしたロゴと、エントランスのステンドグラスが目印。

開店からお昼にかけて、次々と焼きたてのパンがケースに並びます。店内にはイートインスペースがあり、ゆったりとくつろげるところが◎。

ステンドグラスが目印のエントランスから店内に入ると、まるで絵本の扉を開けたような、ほんわかとしたメルヘンチックな雰囲気。星型のペンダントライトや、星の輝きを模した壁掛け時計など、インテリアでの演出も満点です。

あんどろめだ、太陽のほっぺ。ネーミングセンスに脱帽

いちばん人気の｢ミルキーウェイ｣。バニラビーンズがきいたアイシングがリッチなシナモンロール。直径20cmのホールサイズを8つに切り分けて販売。1つ￥230（税別）。

こうした内観もさることながら、星パン屋でつくられているすべての｢星パン｣も、星と宇宙がモチーフ。見た目の工夫だけでなく、星ぶどう（レーズンパン）、あんどろめだ（あんパン）、太陽のほっぺ（カレーパン）など、ネーミングもユニークで、ショーケースの中を眺めているだけで、星の世界へトリップしてしまいます。

すべての｢星パン｣は、りんごとレーズンでつくられた自家製天然酵母を使用（夏場は、りんごが梨にかわるのだそう）。自慢の溶岩窯で、しっとりモチモチに焼き上げています。（左）プリプリのソーセージが満足度大｢火星ソーセージン｣￥290 （中央）シンプルな味わいの塩バターパン｢地球パン｣￥180 （右）イートインすると、星好きにはたまらない絵柄のお皿にのせてくれます。写真は、ハチミツ漬けのショウガとクルミがアクセントのシナモンロール｢ギャラクシィ｣￥200 ※価格はすべて税別

｢大好き｣をカタチに

店長ずんこさんの、星とパンへの思いがぎっしりつまった絵本『星パン職人の少女』。星パン屋はこの絵本から生まれました。今のところ非売品なので、ストーリーが気になる人は店内で読んでみて。

店長のずんこさんは、子どもの頃から星が大好き。そしてパンも大好き。ふたつの大好きを合体させてお店というカタチにしたのが星パン屋。彼女の夢の実現を支え、いっしょにお店を切り盛りしているのは中学時代からの大親友、ななえさん。

星パン屋にいると穏やかな気持ちになって、なんだか心が癒されるよう。それは、ずんこさんの星とパンに対する情熱と、ふたりの深い友情のエッセンスが、店内のあちこちに散りばめられているからなのかもしれません。

イートインではドリンクのオーダーもOK。カップを持ち上げたら、そこにも星（北斗七星）が！ ニクイ演出に脱帽です。コーヒー（ビタースターダスト）￥350（税別）

そんなほっこりとする空気感は、店外にじわじわと伝わっているもよう。10時30分の開店と同時に、近所に住んでいると思われるお客さんが切れまなくやってきます。星パンのおいしさだけでなく、居心地のよさも魅力なのでしょう。

ことしの夏にオープンしたばかりの星パン屋。店長のずんこさんは｢これからは宇宙と星をテーマに、イベントなども開催していきたいです｣と、さらなる夢をパンのように膨らませています。それがどのようなカタチになるのか、今後がますます楽しみです。

星屑のようにフルーツぎっしりなクリスマス限定パン

粉砂糖のデコレーションがカワイイ、クリスマス限定｢ミルキーウェイクリスマス｣￥2,800（税別）

さて、もうすぐクリスマス。クリスマスといえばケーキを予約する人が多いと思いますが、ことしは星パン屋の｢ミルキーウェイクリスマス｣がオススメ！ 直径20cmのホールサイズのシナモンロールに、ラム酒漬けのクランベリー、カレンズ、オレンジピールが入ったフルーティーな味わい。切り分けると、クランベリーやオレンジピールが星屑のよう。星好きの集まりやクリスマスパーティーで盛り上がりそうですね。

そして、来年1月3日には｢おせち星パン｣なるものが販売されるそう。どんなパンか気になります！ 星好き、パン好きの人は、星パン屋のホームページをチェックしてみてください。