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アメリカでは朝食やスナックに、ヨーグルトを食べる人が増えているようです。グルテンフリーや砂糖をカットするダイエットのブームで、たんぱく質が豊富で手軽に食べられるヨーグルトに注目が集まっているのです。 

人気のギリシャヨーグルトブランド

なかでも健康志向の人たちが食べているのが、ギリシャヨーグルト。通常のヨーグルトと異なるろ過プロセスにより、 たんぱく質がより豊富で、糖質も低く抑えられています。濃厚でクリーミな食感も人気の理由です。

現在人気があるのは本場ギリシャの老舗Fageとアメリカ生まれのChobani。どちらも、ホルモン剤などを使用していない牛のミルクを使い、化学甘味料や添加物も不使用と、品質にもこだわっています。 

私の周囲でも、ヨーグルトを食べるのならFage派とChobani派、どちらかにわかれるほど人気を二分しています。

次はアイスランドヨーグルト?

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そんなブームの一角で、新たにアイスランドヨーグルトのsiggi’sにも注目が集まっています。siggi’sは同国出身のSiggiさんが、アメリカで販売されているヨーグルトの品質に満足できず、アイスランドの伝統的な乳製品「スキール」が食べたい! と自宅でつくり始めたブランド。

スキールはヨーグルトとクリームチーズの中間の風味をもつ、濃厚な乳製品。といっても、味はほとんどヨーグルトに近いもの。SiggiさんはWell and Goodで次のように話しています。 

「食べ物や体にいいものにはいつも興味がありましたが、2002年にアメリカに越してきた時、どれほど多くの砂糖が食品に使われているかに気がついたのです」

「ヨーグルトはもはやヨーグルトではありませんでした」 

(「Well and Good」より翻訳引用)

確かにアメリカのスーパーには多くの種類のヨーグルトが売られていますが、砂糖や化学甘味料に加えて、香料などさまざまな添加物が加えられている商品も少なくありません。

siggi’sはグラスフェッド(牧草飼育)のミルク、生きた乳酸菌、きび砂糖やアガベなどの天然の甘味料とフルーツからつくられています。ギリシャヨーグルトよりもさらに濃厚で、 たんぱく質や糖質の面でもよりヘルシー。オレンジ&ジンジャー、ザクロ&パッションフルーツ、パンプキン&スパイスなどユニークで大人向けのフレーバーが揃っています。

通常のヨーグルトとはまったく異なる食感で、デザート感覚で食べても満足感が得られるギリシャヨーグルトとアイスランドヨーグルト。 日本でもヘルシーデザートとして登場する日も近いかもしれません。

[Well and Good, Fage, Chobani, siggi’s]

Greek yogurt via shutterstock

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