古来から、月が私たち人間に不思議な影響をもたらすことは知られています。とくに新月はその昔、カレンダーで●(黒い丸)で表され、「死んだ月」と呼ばれていました。そのため、新月は1か月のうちたった1日だけなのにもかかわらず、神秘的なパワーがあるとみなされてきたようです。
月の満ち欠けが描かれた「月のカレンダー」もドイツでは一般的。今回はこれに習って、ヨーロッパ、とくにドイツでどのように月が暮らしに生かされているかをお伝えします。
髪を切ったり、デトックスを。新月にしたいこと
ドイツの月カレンダーで特徴的なのが、ガーデニングに関する記述があること。種まきから始まり、水やり・肥料やり・さし木・収穫に適した日が記入されていて、ガーデニングが好きな人はこれを大事に守っています。というのも、新月は新しいことを始めるのに適した日だからなのだそう。新月に植えられた植物は肥料をそれほど使わずとも、きちんと育ってくれるのだとか。
<新月の日にしたいこと>
・種まき
・ヘアカット、カラーリング、パーマ
・ファスティング、デトックス
・甘いものやお酒、タバコを絶つ
ドイツでは、新月に髪を切る! という女性も多いです。なんでも、新月の日にヘアカットをすると、髪が健やかに伸びるのだそう。新月にパーマやカラーリングをすれば、カラーやパーマの持ちがよくなるとも思われています。
この「新月の力」はお酒、たばこなど悪習慣を絶つのに適した日とも言われています。甘いものを絶ったり、デトックスするのにぴったり。ファスティングを新月に行うだけで、通常より効果が高まるともいいます。
興味深いところでは、お医者さんのなかには、難しいオペは新月の日を選ぶ人もいるといいます。新月であると患者の出血量が少なくて済み、問題も起きずにことが運びやすい、と信じているからのようです。
満月の日に気をつけたいこと
満月のとき、人はいつもよりもお酒が進みケンカも増えます。月は自分から光を放つのでなく太陽の光を反射したもの。満月は、月が太陽の光を真正面から受けた状態になります。
占星術では、その人の表向きの顔を表す「太陽星座」と、裏の顔をあらわす「月星座」とがありますね。太陽と月が向かいあう満月の日には、その人の意識と無意識が拮抗するのだそうです。
そのため満月で人はイライラしがちに。ケガをすれば、普段より出血量が増えるともいわれます。植物は水分を多く蓄えるため、この時期に刈り入れたり切ってしまうと、すぐに枯れることもわかっています。
これらは月のカレンダーの教えの一部。月のリズムは私たちにいろいろな面で影響を与えているのかもしれません。自然に従って生きる一部のドイツ人の真面目な顔を見ると、自然と人間との絆は案外、強いものなのかなと思えてきます。
fairly night via Shutterstock
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