20140725_miso1.jpg梅雨が明ける前から、全国的に真夏のような暑さ。心配なのが熱中症です。熱中症の対策としては、こまめな水分補給が大切と言われています。

一般的に、塩分やミネラルが適度に摂取できるイオン系のスポーツ飲料がよいと言われていますが、糖分が多いのが悩ましいところ。「信州山万味噌」によると、糖分を摂り過ぎると、体が余分な糖分を排せつしようとするので、排せつの際に水分もいっしょに体外に出てしまい、かえって脱水症状に陥ることもあるのだそう。

みそ汁で効率よく水分補給

運動などでたくさん汗をかいた場合は、みそ汁などで適度に塩分を摂るのが有効、とも紹介されています。みそ汁の塩分は体液の塩分濃度と近いのです。また味噌汁に旬の野菜や海草を入れることで、不足しがちなビタミンやミネラルも補給できます。

しかし、暑いあつい夏。熱い味噌汁はなかなか飲む気になれません。そんな時は、「冷や汁」がおすすめ! 宮崎のものが有名ですが、埼玉や山形など、各地に類似レシピが伝承されているようです。昔の人は、日々の食事から暑さ対策を自然に行っていたのでしょう。

代表的な宮崎の冷や汁のレシピを紹介します。

20140725_miso2.jpg画像:宮崎市観光協会

冷や汁のつくり方

<材料>

きゅうり

みょうが

大葉

いりごま

顆粒だし

味噌

水(あまり冷たくない水)

<作り方>

1 鍋に水を入れ、顆粒だしをまぜる

2 1に輪切りにしたきゅうりとみょうが、みじん切りにした大葉を入れる

3 2に味噌を入れて、溶かす。冷蔵庫などで冷やして、食べるときに、いりごまをふる

(「信州山万味噌」より引用)

みょうがやきゅうり以外の夏野菜を使っても◎。例えば、プチトマトとオクラ、また豆腐と豚肉など、アレンジも自在。具材が変われば、毎日飲んでも飽きません。塩分が気になる人は1日1食だけみそ汁を取り入れるのがよいそうです。

脱水症が進むと熱中症が重症化することもあるようです。な水分補給に加えて、みそ汁で体内のバランスを整え、健康に夏を乗り切りたいものです。

[信州山万味噌, 熱中症予防にお味噌汁]

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