やらなくてはいけない仕事や家事。「どうも苦手......」という意識を持っていると、気分までユーウツになってしまいます。苦手なものの中に楽しみを見つけるにはどうしたらいい? ちょっとした工夫でハッピーマインドになるためのヒントを見つけました。
一見ネガティブなことのなかにヒントが
苦手な家事の代表としてまず思い浮かぶのが「お皿洗い」。頑張っても褒めてもらえないし、達成感も少ない。そんな「お皿洗い」が嫌われる原因を研究、そこから苦手意識をガラリと変える発見をしたのが、花王の「キュキュット」開発チーム。彼らはこんなふうに問題を解決しました。
1. 分解する
彼らはまず「お皿洗い」という作業を細かく分解しました。分解して眺めてみたら、洗剤をつけてから洗い終わるまではなんと、8工程! 単純作業に見えて実は複雑な過程があったのです。ふだん何気なく感じている「苦手なこと」も分解していくことで客観的に見ることができるかもしれません。
2. 苦手ポイントを見極める
次にやったのは、8つの工程のどこがいちばんのポイントなのかを見極めたこと。一般家庭でリサーチしてわかったのが「すすぎの瞬間にヌルヌルしていた場合」に足止めを食らうという事実。ここを克服すれば、お皿洗いが「達成感」や「楽しさ」「前向きな気持ち」につながると考えたのです。急所を見極めれば、問題解決まであと少し!
3. アンテナを張る。発想は自由に!
「すすぎの瞬間」を快適にする、という目標を設定した後のポイントは「自由な発想」。他部署の会議にまで足を運んだ彼らは、シャンプーの洗い上がりでは嫌われる「キシキシ」という感触が、お皿の洗い上がりにはキュッという「うれしい」感触になるかも、と発見。アンテナを張っていれば、まったく畑違いと思えることの中に答えが見つかることもあるのです。
一見ネガティブなことの中にも、よく見つめていけば問題解決のヒントがある、ということをこのエピソードは教えています。
原動力は「だれかをハッピーにしたい」と願う気持ち
ネガティブをハッピーに変換するための3ステップ。そこに、もうひとつ要素を加えるとすれば、それは「ある思い」でしょう。サイトには、こんなエピソードも含まれていました。
そうして、洗浄成分ミクロウォッシュが完成。でも、それで終わりではありません。
作りたかったのは、洗浄成分ではなく、キュッという気持ちよさ。だから、お客様が洗うように、自分たちでも洗いました。指先の感覚を頼りにして、100枚、200枚。うれしい気持ちが生まれるかどうかを確かめたかったのです。
(「笑顔づくり研究所」サイトより引用)
「だれかを笑顔にしたい」。その強い思いこそが、ハッピーマインドを創り出すいちばんの原動力になるのかもしれません。
[笑顔づくり研究所]
woman-holding-pink-balloons , dish-washing via Shutterstock
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