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20131125tailand_ginnan_1.jpgこれからの季節に食卓を彩る食材といえば「銀杏」。炒ったり、揚げたり、お料理のアクセントに使うことが多いでしょう。銀杏が入るだけでお料理がパッと華やかになります。

イチョウの実である銀杏は、漢方に使われるほど強い効能をもつ果実。滋養強壮を高めるほか、頻尿や肺にまつわる症状(喘息、風邪)にも効くといわれています。美容にもよいとされるビタミンA、B、C、β-カロチンを豊富に含み、アンチエイジングも期待できる、女性にはかなりうれしい食材なのです。

甘くてもっちりとした銀杏は、食べ始めるとつい手が止まらなくなりますが、ビタミンB6の働きを阻害するメチルピリドキシンが含まれており、食べ過ぎると中毒を引き起こす可能性もアリ。たくさん食べずに、1日10個くらいにおさえておくほうがよいようです。

tailand_ginnan_2.jpg秋の味覚を美味しくいただくタイ風デザート

炊き込みごはんにも茶碗蒸しにもぴったりの銀杏ですが、和風のレシピに飽きちゃったなという時には、タイ風デザートはいかがでしょう。銀杏のスイーツってなかなか想像ができませんが、タイや中華圏では一般的な調理法。素朴な甘さが銀杏にマッチして意外とおいしくいただけます。

銀杏のシロップ煮(ペッグワイ ナイ ナムチュアム)

[材料]銀杏1カップ、砂糖1/4カップ、水3/4カップ

(お好みで牛乳やココナツミルクなど適量)

[つくりかた]

(1)銀杏は下茹でして、渋皮を剥いておく。

(2)砂糖と水を入れた鍋を火にかけ、沸騰したら銀杏を入れて数分間煮る。

(3)ミルク煮やココナツミルク煮にしたい場合は、お好みで入れて沸騰しないよう注意(しながら少し煮る。

(4)火を止めて味をしみこませる。ホットや常温でも、クラッシュアイスを浮かべてサーブしてもおいしい。

スパイシーなタイ料理にも、中華料理にも合いますよ!

どえりゃー元気 祖父江のぎんなん

photo by Thinkstock/Getty Images

(さとう葉)

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