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山門へと続く参道の両脇には、姫あじさいが彩りを添えています

みなさん、こんにちは。アストロ・コミュニケーターの景山えりかです。先日、あじさい寺として有名な、北鎌倉の「明月院」へ行ってきました。


あじさい寺には月の使者「うさぎ」がいっぱい!

名前に「月」とあるので、月や宇宙に関係があるのではと、前々から気になっていたんです。そして、実際に訪れてみてびっくり! 敷地内のあちこちに、ある動物がいました。その動物とは、ウサギです!

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赤い屋根のウサギ小屋がキュートです。

夜空にぽっかりと浮かんだ、まんまるの月。その表面を見ると、明るい部分と暗い部分があることがわかります。この暗い部分がウサギのように見えるため、昔から月にはウサギがいると語られてきました。古来より日本では、月でウサギが餅をついているといわれていますよね。平安時代末期に成立したと考えられている『今昔物語集』には、月とウサギを結びつける説話があります。また、ウサギは月からの使者であり、神の使いという考え方もあります

そんな月とウサギの関係を強調するかのように、明月院にはたくさんのウサギがいます。まずは、正面入口を抜けて拝観口(拝観料を支払う場所)へと向かう途中にある「茶々橋」。ふと足元を見ると......いました! お隣にはカメも! 仲よく並んでせせらぎの音を聞いているみたいです。

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茶々橋。水の流れをひたすら眺めているウサギ。カメは何を見つめているんでしょうね。

拝観口を入って左手には「月の広場」があります。あじさいをはじめとする様々な植物が植わっている花壇の中にもいました! 木の根元にも! 月の広場に、ウサギが全部で何匹いるのか数えてみると、宝探しをしているみたいで楽しいですよ。

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月の広場にウサギは何匹いるでしょう?


ウサギの宇宙ステーションが出現!

さあ、ここまでは"作りモノ"のウサギでしたが、鎌倉石の参道をのぼって山門をくぐった右手に、なんと生きているウサギがいました! ウサギが飼われている小屋は「ウサギの宇宙ステーション」。いわれてみれば屋根の上に、国際宇宙ステーションに似た模型が飾ってあります。

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ここがウサギの宇宙ステーション! 決してウサギ小屋ではありません。

この日は"宇宙ステーション"の中に2匹のウサギがいて、「キャプテン(船長)・ネロ(メス)」と、「パイロット・ミカン(メス)」の札がかかっていました。他にも"船員"がいたようですが、「札のないウサギさんは他の星に行っています」という、断り書きがありました。しゃれた演出ですね!

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他の星に行ったウサギさんにも、いつか会ってみたいですね。

ウサギの宇宙ステーションからは、伝承としての月とウサギの関係だけでなく、人類が月や宇宙を目指している宇宙開発的な面も見てとることができ、星ガールとしては胸がきゅーんとなりました。

さて、あじさいはそこそこに、お茶所「月笑軒」でひと休み。ここはキャッシュオンデリバリーなのですが、つり銭の入ったキャッシュトレイがウサギ! よく見ると、コーヒースプーンもウサギ柄(ピーターラビット)でした。店内にはウサギの置物もあって、本当にすべてが徹底してウサギでした。

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コーヒーにはクッキーが、お抹茶には和菓子がついています。


お土産にはうさぎがかわいい「宇宙守り」を!

最後に、お土産に何か買って帰ろうと売店をのぞくと、ウサギのお守りを発見! その名も「宇宙守り」。お守りといえば、合格祈願、家内安全、開運などが一般的ですが、このお守りは宇宙のお守り。台紙には「あなたの体も小宇宙」と書かれています。これは、宇宙と私たちがつながっていて、一人ひとりが宇宙と同じくらい尊い存在ということを意味しているのでしょう。私利私欲のためではなく、宇宙と自分自身を思うためのお守り。素敵ですね。

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宇宙の平和は、自分の平和。宇宙とのつながりが感じられる「宇宙守り」。

明月院は、枯山水や花菖蒲の庭園、竹林、やぐら、開山堂など、見どころがたくさんありますが、月や宇宙を意識して敷地内を散策すると、通常の観光に比べて何倍もの驚き、気づき、楽しさが得られます。

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本堂前には大きな笹飾りがありました。七夕間近ならではの光景です。

梅雨が明けて緑がまぶしくなる頃、そして名月の時季にも、改めて訪れてみたい場所です。

明月院
住所:神奈川県鎌倉市山ノ内189
TEL:0467-24-3437
最寄り駅:JR北鎌倉駅より徒歩10分
開門 9:00/閉門 16:00(6月のみ、開門 8:30/閉門 17:00)
拝観料:300円
※公式サイトはありません


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(景山えりか)