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スムージーの食材選びで効果的に体質改善ができるって知っていました?

医食同源の考えに基づいて中医学に基づいた体質改善のスムージーレシピ「ポジティブスムージー」を提案するのは、六本木TRクリニックで「川島式美容鍼」を行う中医学ドクター・川島陽咲枝先生。

2週間で効果を実感! 薬膳食材を取り入れた「ポジティブスムージー」

治療に加えて体質改善ための食事アドバイスを行ってきた川島先生が考案したのが、薬膳食材を取り入れた「ポジティブスムージー」です。自分の体質に合った食材のスムージーを飲むことで体質改善、美肌、デトックス、ダイエットなど約2週間で効果を実感できるそう。

元々、中医学には『五味<酸・苦・甘・辛・鹹(かん)>』、の『五性<熱・温・寒・涼・平>』という「食性」が体に作用して病気を治すという考え方があり、それぞれの効能や作用が気・血・水・精という人体を構成する要素を調節し、健康を保つと言われています。漢方や生薬のイメージが強い薬膳ですが、身近な野菜・果物も「食性」を取り入れたのが「ポジティブスムージー」なのです。

キャベツを入れてホルモン調整! 体質別おすすめレシピ

著書「簡単&ヘルシー 朝の1杯「ポジティブスムージー」」では、「脾と胃の働きが虚弱」「脾と腎を温める気が不足」など、8つの体質ごとにおすすめレシピを提案しています。8つの全体質に共通の食材はキャベツ・ニンジン・リンゴ。それぞれの効果はこちら。

キャベツ:髪のツヤ、抜け毛防止、生殖器機能(ホルモン調整)、むくみ

ニンジン:のぼせ、熱感、顔色、皮膚のツヤ、手足の冷え

リンゴ:水液を補充、肺を潤す、手足の冷え、咳や痰

3品ともに効果が穏やかで、体質や体調にかかわらず毎日摂取しても安心な「平性」の食品に属しているので、スムージーのベースにおすすめです。たとえば、「肺と腎を温める気が不足している人」のポジティブ食材はニラ、パイナップル、さやいんげん。キャベツ・ニンジン・リンゴにニラ、レモンを加えればデトックス効果のあるスムージーに。

ポジティブスムージーをつくる際にはこちらもポイントです。

・食材は常温で皮ごとジューサーにかける

・甘味料を入れずに自然の甘みを味わう

・エキストラバージンオイル小さじ1で吸収率アップ

・300mlを5分かけて「噛んで食べる」

未病を防ぐためには自分に合った食材を摂ることが大切。「食性」を意識して食材を選べば、もっと効果的に体質改善ができそうです。

簡単&ヘルシー 朝の1杯「ポジティブスムージー」,六本木TRクリニック,日本中医食養学会

photo by Thinkstock/Getty Images

(松浦松子)

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