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立春(今年は2月4日)から数えて88日目の5月2日は「八十八夜」。

八十八夜は、春から夏に映る節目の雑節です。この日は「夏も近づく八十八夜~」の歌の通り、新茶の「茶摘み」をする日でもあります。そこで、改めて緑茶の持つ効果を調べてみたらびっくり! こんな素晴らしい飲み物が手軽に手に入り、みんなが飲んでいる日本ってスゴイです。ここで、緑茶の持つ女性にうれしい作用をご紹介します。

やっぱりすごい! 緑茶の作用

・緑茶に含まれるビタミンCは熱に強く80℃でも壊れない。緑茶3杯でりんご1個分に匹敵
・食後に飲むとタンニンが脂肪を分解する酵素の働きを高める。さらにノンカロリー!
・アレルギーを出現させるヒスタミンの分泌を阻止(抗ヒスタミン作用)
・妊婦に必要な亜鉛を摂取できる
・肉などの食べ過ぎで酸性に偏った体を弱アルカリ性に戻す抗酸化作用はビタミンEの約20倍

他にもフッ素による虫歯予防効果、胃腸の働きを活発化して便秘解消など、飲まずにはいられない効果効能だらけです。これから毎日緑茶を摂取するべく、美味しいお茶の淹れ方もチェックです!

美味しい緑茶の淹れ方

・水は軟水海外のミネラルウォーターに多い硬水は不向き。ミネラル分の少ない軟水の方がお茶本来の味を感じられます。浄水器の水でもOK。

・カルキを除去お湯が沸騰してからさらに5分以上沸かし続けることでカルキ臭などを除去でき、お茶の香りを楽しめるお湯になります。お湯はポットへ。

・お湯を冷ますポットから直接急須に注ぐのはNG! お湯を湯呑みに注ぎ、適温にしてから急須に入れます。お湯の温度を低くすることで渋み成分が溶け出すのを抑え、甘くまろやかな味になります。

茶葉は一人当たり60mlで約2gと考え、急須にお湯を入れてから茶葉が開くまで約1分待ちます。均等に最後の一滴までしぼるように注ぎきると2煎、3煎まで美味しくいただけます。八十八夜に摘んだ新茶は特に栄養価が高いと言われ、不老長寿の縁起物でもあります。今から新茶の発売が待ち遠しい!

お茶の福本園,日本の行事・暦

photo by Thinkstock/Getty Images

(松浦松子)

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