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日本では、四季に応じてさまざまな種類の山菜が手軽にスーパーで手に入りますが、ニューヨークでは、なかなかお目にかかる機会がないんです。

そんな中でも、春の到来とともマーケットに並ぶ、数少ない山菜のひとつとして、ニューヨーカーに人気の山菜「ランプス(Ramps)」をご紹介します。

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別名「Wild Leek(野生のネギ)」といわれ、日本でいうと「ギョウジャニンニク」にあたります。味や効能、調理法もネギやニンニクと似ています、味や香りの強い野菜や葉物の野菜には、体内毒素を排泄する作用があるので、しっかり取り入れて、冬の間にたまった老廃物や脂肪を意識的に排泄するのを助けてくれる旬の野菜でもあります。

4月下旬〜5月にかけて、たった3~4週間しか出回らず、お値段は1束2.5~3ドルくらい。この時期は、みんなランプスをめがけてファーマーズ・マーケットに殺到(?)します。ヘルス・コンシャスなレストランでも、この時期はこぞってランプスを使ったメニューが並びます。旬の食材を楽しむのは万国共通ですね。

さて、このランプスの食べ方ですが、根っこのひげの部分だけ取り除けば、葉っぱまで全て食べられます。甘酢に漬け込んだり、軽くゆでて酢味噌であえたり、炒め物にしたり……と、いろいろな食べ方を楽しめます。

お気に入りは、甘酢に漬け込んだ「ピクルス」としていただくこと。作り置きしておけば、忙しいときでもすぐに食べられるし、野菜不足も解消できます。日本での入手は難しいと思うので、ギョウジャニンニクや、他の山菜で試すのがおすすめです。

◆ランプスの甘酢漬け

<材料>

・リンゴ酢:200cc

・水:200cc

・ローハニー:100g(※甘さはお好みで調整)

・塩:小さじ1/2

・コリアンダーシード:小さじ1

・マスタードシード:小さじ1

・ベイリーフ:2~3枚

この甘酢漬けレシピは、いろんな野菜に合うのがいいところ。旬の野菜で試してみたいと思います。

(太田あや)

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