じつは、立っていた! 誰かに教えたくなる「お雛様」のヒミツ



<寛永雛>三代将軍家光の時代の雛。女雛は袴をつけ、袖を大きく広げていました。まだ髪の毛はなく、頭が黒く塗られているだけのシンプルなつくり。男雛は冠と頭が一体化してつくられていたのだそう。坐雛の原型といわれています。<元禄雛>寛永雛の発展系。徐々に技巧が加えられるようになりました。<享保雛>享保から寛政にかけて、雛人形は進化。サイズも大型化し、40cmを超える雛も登場。能面のような美しい顔立ち、手足の細工も細やかに。衣装もどんどん豪華になりました。男雛は太刀をもち、冠をかぶるスタイル。女雛は天冠をかぶり、檜扇をもつように。<次郎左衛門雛>雛人形の世界に突如現れた、京都の人形師・雛屋岡田次郎左衛門が創作した高級なお雛様。顔も享保雛とは異なり、「引目・鉤鼻」。裕福な家庭で一躍人気に。<古今雛>江戸の上野池之端の人形問屋・大槌屋が、京の次郎左衛門雛に対抗して職人・原舟月につくらせた雛人形。写実的な美しさをもち、現代の「親王雛」の原型とされています。



『百段雛まつり~越後・信州・栃木 ひな紀行~』開催期間:2013年1月25日(金)~3月3日(日) 10:00~18:00(最終入館17:30) ※会期中無休入場料 :1,500円(学生 800円) ※小学生以下 無料会場 :目黒雅叙園 東京都指定有形文化財「百段階段」 東京都目黒区下目黒1-8-1お問合せ:03-5434-3140主催 :目黒雅叙園企画協力:二木屋
text by 神森 真理子(かみもり・まりこ)パリ大学で映像・アートビジネスの勉強をし、松竹(株)に入社。ベルギー・フランス生活を通じ、「日本文化の活性化」という生涯の目標を見出し、現在は日本文化の伝道師として、日本文化・食・アートの魅力を発信するイベント企画・プロデュース・執筆・講演などを多数手掛ける。日本を学ぶ大人の学校「和塾」世話人。+ART CLUB/「食とアートの会」主宰。「銀座なでしこ会」幹事。ワインコミュニティ「OWL」主宰。フードアナリスト1級・ワインエキスパート・利酒師。【ブログ】神森真理子の『食を!アートを!日本文化を!楽しもう』。【連載】日本酒を楽しむスマホマガジン「酒ゼミ」にて日本酒コラム執筆中!【監修】現代ビジネス:安倍昭恵「対談『日本の食』を考える」
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