121230newsotoso1.jpg日本のお正月の風習のひとつに「お屠蘇(とそ)を飲む」というものがあります。

この風習は「一人これを呑めば一家病無く、一家これを呑めば一里病無し」という言い伝えとともに、なんと平安時代から続いてきました。本来「お屠蘇」は、日本酒ではなくみりんに薬草を漬け込んで作るもの。そこで、“お屠蘇気分を”楽しめるお酒を見つけたので、ご紹介します!

今年11月に開催された「オーガニックEXPO」で出会ったのが、角谷文治郎商店の「三州三河みりん」。

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試飲したのは、三州三河みりんを使った梅酒。甘いみりんに青梅を漬け込むことで、砂糖不使用なのにとっても美味しい梅酒が生まれました。甘さは十分、でもまろやかさは段違い! 

アルコール度数10%の「三州梅酒10」は、キレの良い上品な甘さで、食前酒や食後のデザート酒として◎。辛党さんは、度数14%の「三州梅酒」がおすすめ。後口のキレの良さは抜群で、食事にもよく合います。どちらも砂糖の甘さとは異なるもち米の上品な甘さを生かした、無添加の美味しさが味わえます。

実は、スーパーでよく見かける「みりん風調味料」はみりんに似せた化学調味料、「本みりん」の多くも簡略化された標準的製法で作られているのだとか。この「三州三河みりん」は伝統的製法でつくった正真正銘の本みりん米焼酎ともち米、米麹だけを使用して米の甘さを引き出した、まろやかな味が特徴です。昔は女性にも飲みやすい甘いお酒とされていたそうで、こちらも試飲してみたら、とっても美味しかったです。

お正月は、おうちでゆっくり、みりん梅酒を飲んで“お屠蘇気分”を楽しみます!

角谷文治郎商店
三州梅酒10:360ml/882円、720ml/1,680円
三州梅酒:360ml/703円、720ml/1,396円
※すべて税込
※ご家庭でみりん梅酒を作ることは酒税法により禁止されています。

photo by Thinkstock/Getty Images

text by 松浦松子

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matduda.jpg1983年の早生まれ。食・女性の健康をテーマに活動中のフリーライター・編集者。男性向けお色気雑誌を経て、自然療法専門誌『セラピスト』の編集者に。アロマ、オーガニックコスメ、占い、各種ヒーリングの取材を通じて体によい習慣を取り入れるようになる。リフレクソロジー、冷えとり健康法、マクロビオティック歴3年。趣味は全国の野球場を旅すること。「冷え取り・ゆるマクロビ実践中の健康ライターのブログ

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