5分で品格を上げる女性の嗜み! 知っておきたい料亭のマナー

5分で品格を上げる女性の嗜み! 知っておきたい料亭のマナー

121207NEWSkami01.jpg一度は行ってみたい憧れの料亭! でも、政治家が密談をしているイメージや芸子さんが華やかに芸を披露しお酌をしているイメージが先行して、一歩足を踏み入れるには敷居が高く気後れてしまう......そんな方むけに、5分でわかる料亭のしきたり・マナーをご紹介します。

Q:そもそも料亭ってなに?

A:「料亭」とは、主に日本料理を出す高級飲食店のこと。 一般に、専任の板前、サービスを担当する仲居を抱え、個室の座敷があり、芸妓衆を呼んでの宴席を提供するような料理屋のことをさします。その格式の高さから、企業の接待、宴会や商談、政治家やVIPの密談等で使われることが多いのが特徴。 料理だけではなく、和の器・室礼・建築・庭園・美術品・音楽・芸も楽しむことができ、最高峰の和のおもてなしが受けられる、いわば「和文化の縮図」のような空間!

Q:料亭で供される「会席料理」ってどのようなもの?

A:「会席料理」は、もともと連歌や俳諧の席の料理でしたが、冠婚葬祭に用いる儀式料理や武士が食した本膳料理などの影響を受けて次第に変化し、現在は酒宴の席に与される料理となっています。献立は、一汁三菜(吸い物・刺身・焼き物・煮物)が基本。さらにお通し・揚げ物・蒸し物・和え物・酢の物などの酒肴が加えられ、最後に飯・味噌汁・香の物、水菓子という流れで提供されます。 旬の食材を用い、素材の持ち味を最大限に生かし、季節感のある盛り付けが施されています。

Q:「会席料理」と「懐石料理」の違いは?

A:簡潔にいうと、「会席料理」とは、お酒をおいしくいただくための「宴会の席」で提供される料理。「懐石料理」とは、茶事などお茶をおいしくいただくための「茶会の席」で提供される料理を意味します。 121207NEWSkami02.jpg

Q:品数が多く出たときは、どのように食べればいいの?

A:先付は、薄味・淡白なものから順に1種ずつ食べていくのが基本。1品食べ終えたら次の1品へと進みます。器はだされた時と同じ場所、同じ状態に戻すのがマナーです。

Q:持参すべきものはありますか?

A:エチケットとして、お懐紙を持参することをおすすめします。口元をぬぐったり、骨や種を除くときに口元を隠したり、魚の骨を取るときに頭を押さえたり、受け皿代わりに使ったりと...様々なシーンで役立ち、便利。お気に入りの懐紙入れをさりげなく持ち歩くことでセンスアップも! また、お座敷で素足は失礼とされますので、素足にサンダルといったスタイルの時は、靴下やストッキングを必ず持参しましょう。

Q:ドレスコードはありますか?

A:服装については特に決まりはありませんが、TPOにあった装いを心がけましょう。器についた際に目立つような濃い色の口紅、器を傷つける恐れのある大きめの装飾品、お料理の香りのじゃまになるような香りの強い香水などは、控えた方が無難です。

Q:和室でのふるまいで気をつけることはありますか?

A:目線を低めること、床の間に近い上座にいる相手に背を向けないことを意識するとよいでしょう。

Q:入店する際、靴はどのように脱げばいいの?

A:玄関先では中央を避けて、上がります。後ろ向きに上がるのは、出迎えてくださった方にお尻を向けることになり失礼にあたるため、靴を直す際には、斜めに向き直りましょう。係の方がいる場合は、「お願いします」と声を掛け、靴はお任せしましょう。 121207NEWSkami03.jpg

Q:お座敷へ通されたら、どこにどう座ればいいの?

A:和室では、床の間の前が上座、出入り口に近いほど下座。床の間が出入り口近くにある場合は、奥が上座になります。まずは下座に正座。座布団には、目上の方が入室し、勧められてから座るのがマナーです。 座布団に座るときは、立ったまま座布団を踏むのではなく、膝で座布団のそばまで進み、横からにじって座りましょう。 121207NEWSkami04.jpg

Q:舞妓さんや芸子さんを呼ぶには、どのように依頼すればいいの?

A:舞妓さんや芸子さんの宴席を提供していないお店もあるので、提供しているお店を選び、予約の際に依頼しましょう。その際、お客様・舞妓さん・芸妓さんの人数、食事内容などをあわせて相談しましょう。お座敷が重なることを考え、1カ月前には予約をしておくと安心です。 ......と、ここまでご紹介しましたが、互いに相手を労わろうとする気持ちが、あらゆる和の作法の本質。マニュアル通りの所作に気をとらわれることなく、まずはお昼の時間やお稽古会などから、一歩足を踏み入れてみてはいかがでしょう?

料亭の世界を気軽に体感していただける機会として、来年4月13日(土)のお昼に、紀尾井町 福田家さんで、和食とシャンパーニュ ペリエジュエを味わう会を開催予定です。 紀尾井町 福田家さんは、1939年に創業し、川端康成、イサムノグチ、湯川秀樹など多くの文化人の定宿でもあった日本代表する名料亭。その洗練された和の空間で、「シャンパーニュの芸術品」と称され、世界中で愛されている「ペリエ ジュエ」を、四季を体感できる本物の日本料理とともに味わう企画です。 ご興味があれば、ぜひいらしてくださいね! >>前回の様子はこちら! 至高のシャンパーニュと和食で楽しむひな祭り 121207NEWSkami05.jpg
text by 神森 真理子(かみもり・まりこ)
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kamimorisan1.jpgパリ大学で映像・アートビジネスの勉強をし、松竹(株)に入社。ベルギー・フランス生活を通じ、「日本文化の活性化」という生涯の目標を見出し、現在は日本文化の伝道師として、日本文化・食・アートの魅力を発信するイベント企画・プロデュース・執筆・講演などを多数手掛ける。日本を学ぶ大人の学校「和塾」世話人。+ART CLUB/「食とアートの会」主宰。「銀座なでしこ会」幹事。ワインコミュニティ「OWL」主宰。フードアナリスト1級・ワインエキスパート・利酒師。【ブログ】神森真理子の『食を!アートを!日本文化を!楽しもう』。【連載】日本酒を楽しむスマホマガジン「酒ゼミ」にて日本酒コラム執筆中!【監修】現代ビジネス:安倍昭恵「対談『日本の食』を考える

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